院長よりごあいさつ
○私自身悩んできた
幼いころから父親の仕事の都合で転勤を繰り返し、友達作りに苦労してきました。元来、人付き合いも苦手で、「どうしたら人に好かれるのだろう」と悩み、自分の気持ちのアップダウンに振り回され、自己嫌悪が続きました。ちょうど「キレる17歳」と呼ばれた世代でもあり、世の中的にもうつ病などメンタル疾患が注目されていたときと思春期の開始が重なっていました。
○精神医学・心理学との出会い
中学生の時にインターネットを通じて、精神医学や精神分析の考え方を知りました。学校では教えてくれない知識に夢中になり、そこから心理学から哲学、その他人間の心に関わる様々な本を読み続けました。いまなら本を読むより目の前の友達のことを考えろよ、とアドバイスするところですが、当時はそれも分からず。本を常に4冊ほど持ち歩き、元気な時には難しい本、調子が悪い時には簡単な本もしくは一度読んだことのある本を読んでいました。
○自衛隊への入隊
知識が増えても、人付き合いはうまくできず、また自分の気持ちのコントロールも不得手でした。学校で決められた課題も十分にできない。成績もよくなく、有名大学や医師を目指す優等生たちがキラキラして見えて、劣等感を感じていました。自分を変えたいが、どうしたらよいのか分からず、「何か変われるかもしれない」と猛勉強の末に自衛隊の医学部「防衛医大」への入隊を決意しました。
○防衛医大～自衛隊での生活（人間関係、組織規則での苦悩）
防衛医大での寮生活では、様々な人間関係に放り込まれ、とても苦労しました。が、仲間も多く、今となっては楽しい思い出です。
規則も多く、厳しく、失敗ばかりが続きました。卒業後、自衛官として働き始めた自分ですが、同じような悩みを持つ様々な隊員さんと出会いました。学生時代含め、自衛隊での生活で「悩んでいるのは自分だけではない。誰かのためになることで、自分も幸せになれるのだ」という当たり前のことを学べたと思います。
○臨床家として生きる
進路選択の悩みは続きます。自衛隊組織の中で衛生幹部として、医学知識を活かしながら、組織運営に人生を捧げるのか、臨床家として患者さんに人生を捧げるのか？ 僕ら防衛医大卒業生はその選択を迫られるのですが、臨床家として生きることを決意し、2018年4月に開業しました。
開業後、患者さんらからのアドバイスや需要もあり、2019年12月からYouTubeを開始。2022年3月よりオンライン自助会も開始しました。
日中は臨床をやり、夜はアウトプット活動や勉強をするというリズムが自分にはあっているようです。フロイトも日中に臨床し、夜は論文を書く生活をしていたので、僕の場合は論文ではなくYouTubeですが、真似事ができて、大変嬉しいです。
早稲田メンタルクリニック
院長 益田裕介
経歴・資格
防衛医大卒。防衛医大病院、自衛隊中央病院、自衛隊仙台病院（復職センター兼務）、埼玉県立精神神経医療センター、薫風会山田病院などを経て、早稲田メンタルクリニックを開業。
精神保健指定医、精神科専門医・指導医
オンライン自助会を主催 ※オンライン自助会は「診療行為」ではありません
メンタル系YouTuberの会を主催するメンバーの一人
院長ブログ
twitter
instagram
You Tube
【書籍】
精神科医の本音（SBクリエイティブ）2022/8/6
精神科医がやっている聞き方・話し方（フォレスト出版）2022/8/22
【テレビ・講演イベント】
2022/3/30 新宿区主催、鶴巻図書館にて 「ストレスを味方にする生き方」
2022/4月 製薬会社主催「発達障害について」
2022/5/19 津田塾大学講義「精神医学と生き方」
2022/6月 オンライン講義「なぜ医療従事者は鬱になるのか？」
2022/6月 精神神経学会ポスター発表
2022/6月 AbemaTV「子供をコンテンツ化する親の心理」
2022/6月 深堀TVに出演（宮台真司さんの番組）
2022/7月 セルビア国営放送の取材対応
2022/7月 東京MX、5時に夢中「スマホ依存」の取材対応
2022/8月 EPファーマライン主催「薬剤師のためのメンタルヘルス講座」
2022/9月 東京都主催「若者応援プロジェクト」
2022/9月 大竹まこと ゴールデンラジオ（文化放送）
2022/9月 Kaien主催ニューロダイバーシティサミットJapan
2022/11月 明治安田ビジネスプラスでの研修講演
2022/11月 オンライン桶谷セミナーでの研修講演
2022/12月 集団認知行動療法学会シンポジウムで発表
2022/12月 ファミリーサポートでのBPDとADHDの関連性について講演
（活動報告は僕の自慢というよりも、仕事を依頼してくれる人たちに対しての資料としても載せています。患者さんたちには大変お見苦しいかと思いますが、ご理解ください）