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精神科医師が持つ影響力、どこまで信じればいい?

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00:00 今日のテーマ
02:06 ドクターポジション
07:00 影響力の武器になぞらえて
11:25 治療は医師と患者が一緒に作るもの
15:42 まとめ

「ドクターポジション」という言葉を通じて、精神科医をどこまで信用すれば良いのかということを一緒に考えてみたいと思います。

よく「中道」という言い方をしますが、白でもなく黒でもなく、世の中は絶妙なバランス感覚で成り立っています。いわゆるグレーにあたる部分が最適解ですが、それは時代によっても変わっていきます。真実はそこにあるわけですが、医師に限らず思想などはそのバランスではないところを説明してしまい、それを信じる人もいます。
言い切ってくれる方が人は安心するので、一つのものを否定して一つのものが正しいという言葉に流されやすいのですが、それはよくありません。そこを考えてもらい、どのように医師と付き合っていけば良いのかを語ってみようと思います。

精神科医は心の専門家と言うけれど、どこまで知っているの?と思いませんか。実際、医師になり開業している身になっても心の不安はなくなりません。それを言うと患者さんには「先生が何を悩むんですか」と驚かれますが、悩みもありますし、自分なりの過去の葛藤もあります。

医者になって2、3年の場合は「若手なのにわかるの?」とも言われます。これはわかっている振りをしていることもあるでしょうし、わかっていないのにわかっていると思っていることもあるかもしれません。ただ、専門的なトレー二ングを受けていますので、信じるべき部分やすぐれている部分はあると思います。患者さんにとって必要なものを提供できるという自負もあります。

ちなみに「ドクターポジション」というのは「コンサルポジション」から着想を得ました。
コンサルタントがどこまで経営をわかっているのかという話があります。コンサルタントは理論で今の悩みをスパッと説明するのがうまいので、開業したての頃は盲信に近いものがありました。ただ実際はそう単純な話ではないので理論通りにはいきません。ましてや人生や心の悩みはなおさら理論通りにはいかないので、カウンセリングの理論もいくつか知っていますがなかなかそれ通りにはいきません。

影響力の武器

どうしてついつい医師を信頼してしまうのかということを「影響力の武器」という本から考えてみたいと思います。人はいろいろな情報を吟味してロジカルに信頼するのではなく、自動的に信頼するという無意識のバイアスがあります。影響力の武器では6つのポイントを説明しています。

返報性:無料サンプルをもらったらからお返しに購入する
一貫性:常に言動が変わらない
社会的証明:皆が行く行列ができる店
好意:自分が好きな人が勧めてくる
権威:受賞歴がある
希少性:なかなか手に入らない

この6つのポイントがうまく営業トークに入ると人はついつい買ってしまうと言います。

医者の場合はこれら全部が当てはまると思います。

返報性:困っている人を治療をしてくれる
一貫性:子どもの時から優等生、医者は転職しない
社会的証明:どこの病院も混んでいる。YouTubeも見られている
好意:人のために働いている、ハードワーカー
権威:お医者様と言われたり
希少性:誰でも医者になれるわけではない

困っている人は正解が欲しいわけですが、そこに理論で説明する人がいると対等であることを忘れてしまいます。医者があなたの人生をすべて知っているわけではありません。何十年かを必死で行きてきたにも関わらず1時間や2時間でパッと言ってしまうわけです。そうすると、本来治療は医師と一緒に作っていく作業なのに、教えられたものが正しいのではないかと思ってしまいます。そうしてもっと効く薬があるのではないか、もっと話を聞いてくれて理解をしてくる医者がいるのではないかと青い鳥探しが始まります。確かに知識量は対等ではありませんが、対等である部分を忘れないようにしないといけません。一緒に作って行くという行動が大事です。

まとめると、僕はYouTubeを通じて精神科の診療の短さや伝えきれないことの限界について伝えています。一方で武器(知識)も渡していると思います。医者は神でもリーダーでもありませんが、優秀なパートナーとしてうまく利用すべきだと思います。また、医者は患者さんの訴えを聞くだけでなく、相手の立場に立って「真に」大事なことは何なのかを考えなければなりません。

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2020.11.19

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