東西線「早稲田駅」徒歩1分。夜間・土曜も診療。心療内科・精神科。自立支援対応

WEB予約はこちら

再診患者専用

03-6233-9538

予約制:木・日・祝休診

0362339538
初診WEB予約

  

再診患者専用TEL

03-6233-9538

益田裕介の今後の方針。自助会運営を含めて…

00:00 OP
00:59 今の社会背景/課題
06:37 強み
07:35 弱み
08:52 現状分析
12:44 目標
15:04 どうやってブームを起こす?
17:08 自助会について

本日は、自助会の方針や今後やっていきたいことをお話ししようかなと思います。
この動画を撮っているのは10月25日木曜日の18時半です。

一応公開収録ということにしてるので、自助会メンバーの人、メンバーシップの方は入ってくると思います。その人達のコメントも適宜拾いながらお話ししておこうかなと思います。
僕が今どんなことを考えていて、どういうことをしたいかという話を中心にお話できたらなと思っております。

今の社会背景/課題

・資本主義ゲームの成熟、格差・分断
今の社会背景や課題は何かというと、資本主義ゲームですね。
資本主義が成熟しすぎているということなのかなと僕は思っていて、金儲けゲームが活発化しすぎているんですよね。
その結果、格差や分断が生まれてしまってるのかなと思います。

他の人とも話してたんですけど、お金持ちの税金がどんどん安くなっているんじゃないかとか言ってですね、その分消費税が上がっている。
消費税はみんなに対してかかる税金だから、お金持ちの人は税金が安くなるってことなんですね、相対的に。
だから消費税が増えていって、所得税が減るということはどうなのということを言ってたんです。

でもまあ世界中そうなんで、そもそも日本の政治家が特別何かを決断したというよりは、世界に合わせてるという感じなのかなと思ったりしています。
そういうことをしゃべっていました。
とにかくその結果、貧困層が増えちゃう。

・AIやITの進化、不適応の人々(発達障害)
AIやITの進化というのもあります。
その結果仕事の効率が良くなっていて、何かこう変わってきてるんですよね。
適応できる人のあり方というのが、体力がある人でコミュニケーションがある人とか、淡々と黙々と単純作業を繰り返せる人よりは、そういうのはできなくてもいいから、コミュニケーションをうまくやったりとか、マルチタスクができる人が求められてるという形で、適用できる人の割合が減ってるんですよね。

人口の1、2%ぐらいが適応できなかったイメージですが、3、4%ぐらいの人が適応できなくなってるのかなと個人的に思っています。
発達障害のグレーゾーンと呼ばれている人たちの中の濃い方というか、発達障害というか、社会に適応できなくなってきているという感じがします。

・SNSの普及、フェイクニュース、ウェルテル効果
あとはSNSの普及とかフェイクニュースですね。
情報が早く拡散するので、それに伴い嘘の情報とかがある。
あと、ウェルテル効果と書いているんですが、ネガティブなニュース、特に自殺に関するニュースによって、自分も精神的なダメージを受けることが起きているのかなと思います。

・少子高齢化、財源不足
あとは少子高齢化が起きている。
そして財源不足になっている。日本については。

・地域社会の崩壊、家族の密室化、虐待・ひきこもり
地域社会の崩壊が起きている。
その結果、職場もコミュニティとして機能してない感じもしますね。
第一のコミュニティが家族、第二のコミュニティが会社・職場、第三のコミュニティが地域だったりしたんですけれど、その第三のコミュニティというのが弱くなってるんですよね。

それはなぜかというと、仕事の時間が増えてるからです。
仕事の時間が長いんですよ、日本の場合。
仕事の時間が長いので、趣味とか地域の人との時間を割くことができなくて、第三のコミュニティーが廃れている。

第二のコミュニティーに関しても、今度は残業するな、副業しようみたいな形になってきてる。職場の人と飲みに行くとか遊びに行くということはできなくなっているんですね。

結果ですね、第一のコミュニティ、いわゆる家族の問題が結構濃くなっているんです。
家族が密室化していて、うまくいっているところはいいんですが、うまくいってないと虐待やひきこもりの問題を生んでいるのかなと思います。

これが社会的な背景です。
こういう問題に対して、僕は精神科医としてどういうアプローチをすべきなのか、どういうことをやっていくべきか。

やはりメンタルヘルスや精神の問題というのが大事と言われてますね。
こういう課題があるからこそ、精神疾患の患者さんは年々増えているし、世界的にも重視されている。

強み

じゃあ益田は何ができるかということですが、益田裕介の強みは何かというと、精神科医であることですよね。
精神科医であるということであるし、YouTuberということもあるかなと。なかなかいないですからね。

精神科医でYouTuberって、僕と松崎先生と渥美先生とメンタルドクターsidowと樺沢紫苑先生ぐらいしかいないので、5人ぐらいしかいないんですよ。
だからそもそも少ないので唯一無二って感じですよね。

あとは、自助会を運営してます。
これも唯一無二という感じですよね。

あとは開業医でビジネスマンであるということで、身軽に行動できるというのも強みかなと思います。
メンタル系YouTuberの会というのも強みですね。

弱み

弱みはですね、精神科医が不足しているということです。
自助会やクリニックも一人でやっていますから、そういう意味でちっちゃい感じですね。医師1人しかいないと。
あとは医局とか学会とのつながりがあまりないですね。僕は若いしね。
そもそも大きい医局にも入ってないので、そういうところのつながりが弱いです。

あと、研究やエビデンスを作れない。
研究する時間とか論文書く時間、エビデンスを取る時間が取れないんですね。
そういう活動もしてません。する意味もないんですよね。
しても仕方ないしね。YouTubeによって治療効果が上がりましたというのを取っても再現性がないので、何のためにという感じもします。
だからもうYouTubeで情報発信できているので、わざわざ雑誌に乗っけなくてもな、というのはあります。
学者という感じのことをやってるわけじゃないです。

あとは行政とのつながりがないというのも、ちょっと弱みかなと思います。

現状分析

YouTubeをやっていく中で、チームでやっているんですが、現状を分析をして目標を立てていろいろやっているんですね。

>今津さん(チャット欄より)
「行政とはつながって欲しいです」

そうですね。行政と後でまた話す機会があるかもしれないです。
行政とのつながりをどうにかして作ろうかなと思って、この前YouTuber限定のイベントに参加しているときに、農林水産省の人が来られてちょっとお話ししたんですよ。
農林水産省で「BUZZ MAF」というYouTubeをやっているのを知ってますか?
そこの運営の人とお話しさせていただいたんですけど、メンタルヘルスに関してはなかなか新規の予算をつけるのが難しいみたいですね。難しいかもなって言っていました。
これはオフレコの話ですよ。

僕も自衛隊にいたから行政のことはよくわかるんですけど、やっぱりなかなか新しい予算つけるのは難しくて。
今は医療費がただでさえどんどん上がってるし、ただでさえ精神科の医療費が上がってる中に新しくこういうことをやりたいんです、というのは通らない可能性が多い。

人とつながっていくよりも、やっぱりこういうYouTubeとかで実績を残すことで行政にアピールしていくってことが重要だみたいなことを言っていましたね。
お前はまだ知名度足りないよ、ということですけど。

はい、戻ります。

現状分析としてはですね、2022年5月からだいたいYouTubeの再生回数と登録者数が頭打ちになってる感じですね。あまり増えなくなりました。
2022年の9月ぐらいから、書籍発売、ラジオとかちょっとメディア展開もしたんですけど、まあ大きな反響はないですね。
時々講演依頼が来るようになったけれどもあまり変わらないですね。

本が出たら、テレビも一回出たりすると、このままどんどん有名人になるのかなとちょっと考えたんですけどどんどん行くことはなく、どんどん…アレ?みたいな。
結構伸びていて右肩上がりだったんです。YouTubeを始めてから。
だけれどもこれがちょっと頭打ちになってですね、何か新しいことやったけど頭打ちという感じです。

自助会は運営を始めて、ノウハウが溜まりつつある。
知名度とか信頼感も蓄積されつつあるのかなと。
うーん、あるのかないのか、という感じですね。

そうした中で、自助会の人たちと同じ世界観、同じような方針で治療方針を作るために、既存の理論ではない形で益田裕介のオリジナルのちょっとした理論というか仮説を作ったんです。
説明しやすいモデルを。

それが「予測する脳」とか「主観2.0」です。

目標 

目標なんですけれど、一応ですねYouTubeを始めるにあたってStep1,2,3,4,5と作ったんですよ。

Step1:登録者数1000人
Step2:登録者数1万人
Step3:登録者数10万人
Step4:登録者数100万人
Step5:流行語大賞と海外進出

最初に夢を大きくという感じで決めたんですけど、Step4がなかなか遠いなあと。

このままいくと2028年の4月くらいまで登録者数100万人に行くまでにかかってしまうので、どうやったらこの目標に早く到達できるかなと考えました。

それが、メンタルヘルスのブームが起こること。
そして、ブームが起こった時にメンタルヘルスブームの先頭にいることなのかなと思ったんですよね。

自分が何かするというよりは、2028年、あと6年以内にメンタルヘルスブームが起きないかなと思っています。起きたときに先頭の集団にいればもっと跳ねるのではないかと思います。

そのためには他メディアに取り上げられやすいものを作るということなので、わかりやすい、受け入れられやすいように理論体系を作ることだったり、自助会がきちんと運営されていること。

こういう自助会をやっていますよとかキャッチーじゃないですか。
オンライン自助会ってキャッチーなので、テレビとか新聞に取り上げられやすいんじゃないかなと思って。
取り上げられても良いように、きちんと運営できてたらいいんじゃないかなと考えました。

どうやってブームを起こす?

じゃあ実際どうやってブームを起こすのか、ということを解体してみたんです。

YouTubeの継続をする、時事ネタをきちんと扱う、取材に応じ続けるということなのかなと思いました。
自助会の運営がしっかりできていたら、またプレスリリースとかそういうのもやってみたらいいかなと思いました。

もう一方、その構築の足がかりとして、とりあえず今年、前回やったばかりですが、1年かけて行う精神医学講座を中心に頭の整理をしていこうかなと思っています。
自助会の運営システムの完成を目指すということですね。

家族会とか非当事者会への拡大というのも今検討していて、11月ぐらいから募集をかけようかなと思っています。
広報とか運営まできちんとシステム化をしていくということかなと思います。

こういう活動を、自助会メンバーとか視聴者さんを巻き込んで楽しんで行うことがすごく重要じゃないかなと思っているんですね。
今ってそういう時代なので。

プロセスエコノミーと言ったりするんですが、「今こんなことをやってるよ」ということを常にこういう形でライブ配信することで、エンタメにもなりますしバズりやすくなります。

また、いろいろ皆さんの意見をもらうことで、システムの完成が早まって相乗効果が生まれるので、めちゃくちゃいいんじゃないかなと思っています。

自助会について

現在の自助会なんですけど、課題がいくつかあります。

・Slackが見やすい、見にくい
・座談会をやってもらう自助会メンバーの人の育成とか、研修システムの問題
・勉強会理論の完成とか治療プログラムや企画の問題
・運営/戦略、広報/広告/バズ戦略とかのここら辺の問題

これらが結構グチャッとして考えられてなかったんですね。
デザインがしっかりされていないのでちょっと考え直しました。

Slack/Discordの見やすさ

まず1個目ですね。
SlackやDiscordを使ってるんですけど、その見やすさの問題があるんだろうなと思います。

Slackのチャンネルが多すぎるとか、使われていないものとか統合可能なものもあると思います。
これは自助会に入っていない人にはわかりにくいと思うんですけど、今Slackの中でチャンネル数が100個くらいあるんです。
さすがに多すぎるので、これはリョーハムさんに整理してもらっています。

2個目は、家族会や非当事者会などの棲み分けができていないことです。
なので複数のSlackを立ち上げることを検討しています。

メインのSlackは運営とか雑談をして、30個以内にしたいなと思います。
10とか20ぐらいのチャンネル数にする。
次に当事者のもの、疾患別で当事者の話し合いができるSlackチャンネルをもう1個Slackで立ち上げようかなと思ってます。

3つ目に家族会限定のSlackチャンネルを作ろうかなと思っています。
4つ目に、非当事者のもの。ボランティアしたい人達のものを作ろうと思ってます。

LGBTQは分けて作ってほしいという意見もあったので、これもどこかのタイミング作ろうかなと。
どれぐらいニーズがあるかわからないので、人数が少ないとかえって使いにくかったりするのでこれも聞いてみたりとか。

あとは医療従事者向けですね。
今、精神科医とか心理士さん、PSWの人とかプロの方もいらっしゃるので、そういうプロの人達向けのSlackチャンネルも作っていいかなと思っています。
とりあえず1~4までは作って、5、6はそんなに人数がいないので後々という感じです。

>チャット欄より
「Slackは正直見にくいし、対話へのインセンティブがわかない」

なるほどね。
インセンティブをわかすシステムも考えないといけないですね。使うと面白いとか。
僕はちなみにメインのもののところにゲーム部門を作りたいんですよね。

麻雀する部屋とかゲーム部門を作りたいんだけれど、検討中なんですよね。
なかなか今は作れないですよね。
もっと楽しい部屋とか面白い話題をする部屋とか作りたいんですけどね、インセンティブをわかすために。

家族会はどんなものをイメージしてるのかというと、
・カサンドラの会
・子どもが発達障害の会
・子どもがひきこもりの会
・家族がうつ病、躁鬱病、統合失調症の会
そういうのを考えています。

非当事者会はどんなのかというと、
・コーチング
・ボランティアの会
・社会課題の解決の会
これだと企画が弱いかもしれないなとか思ったりしましたけど。

座談会システム

座談会のシステムなんですけれど、こっちはスケジュールがわかりにくかったので、Notionの導線をちょっといじりました。
今の会員の人ならわかると思います。

あと疾患別の会がわかりにくかったり、意図がよくわからないとかプロがいてくれると安心するみたいなことがあったので、ここも治療プログラムという意味でもう一回考え直しました。
それはまた動画でお話ししようかなと思います。

現在の問題点3、ゲリラ座談会はいいかどうかですね。
これも資格を作ったりする必要があるかなと思います。

>チャット欄より
「非当事者の会が行政とのつながりを担う手もある」

そうだね。今何をしてほしいかというのもSlack上で僕から定期的にアナウンスできるようにして、議論の活性化をするようにしているという感じです。

今やっているイベントは実はこんなにあるんですよ(スライド参照)。
実際これぐらいやっているんですよね。
自分も整理して気づいたんですけれど、わりと結構やってるんですよね。
毎日やっていて。活かさないともったいないですね。
月3000円ですからね、座談会もこれくらいやってますから、どれかに参加すれば結構お得ですよね。

まあ高いと言えば高いし、安いと言えば安いです。
普通のカウンセリングを受けるとか、普通のメンタルヘルス系のテックベンチャーのやっているサービスと比べてはるかに安くてボリュームも多いんですけれど、でもなかなかね、3000円て高いなと思うかもしれません。

■研修/育成システム

あとは研修育成システムです。
こういうアイデアがいろいろ出ています。
ちょっと今はまだどうしたらいいんだろうという感じですね。
これも後半でもっと詳しく説明します。

■勉強会/理論の完成

勉強会とか理論の完成というのも考えていて、ニューロダイバーシティや予測する脳というのをベースに理論形成をしていくということをやっていきたいなと思ってます。

>そばうどんさん(チャット欄より)
「座談会がゲリラの必要性がわかりません。やろうと思ったときにすぐできるってところですか?」

座談会がゲリラである必要というのは、座談会をするときのファシリテーターや司会の人のモチベーションですね。
予定が決まっていると、発達障害系の人とかは僕もそうですけど、予定が決まっているとやりたくないなって感じだったりするんですよ。

「今やりたい」とか「今やろう」というときにやりたい人が多いので、そういう人たちに合わせてもいいかなという感じですね。

■治療プログラム/企画

あと治療プログラムですね。どういうものがいいのかということですけども、これもちょっと後半でお話ししようかなと思います。

■運営/戦略

運営戦略も今考え中ですね。これもまた後で話します。

■広報/広告/バズ

広告、広報、バズの話は、Slackで出すと結構意見をもらいました。
・ネットワークを作る
・有名活動家と共著を出す
・自助会で行っていることを少しでもYouTubeでアップする←これは今やってるやつですね。
・NPOとかそういう人たちとつながる←今リストを作ってもらっている段階です。

■スケジュール

ちょっとこれもどこまで見せるかというわけですけど、決まっているやつと決まってないやつとかいろいろあります。結構ありますよね。

講演会とかいろいろあるんで忙しいんですけれども、ちょっと面白いものも正式オファーかどうかわからないですけど、いくつかありますね。

オフ会のイベントとかも本当はできたら面白いのかなと思っていて。
それもこの前、宮川Radioの宮川先生とか心理士TVの山崎さんとかとちょっとしゃべったりすると、こういうのもいいんですよとか言ってたので。
オフ会は儲けるとかじゃなくて、単純に「自分たちだけじゃないんだな」ということがわかるのがすごくいいみたいですね。
孤独感が癒えるみたいなので。

僕はあんまりオフ会に意味を感じないタイプなんですよ。
コンサートって好きじゃないし、それだったらCDとかDVDの方がいいじゃないかとか。
野球って試合会場で見るより、テレビで見た方がピッチャーが投げてる球とか見えやすいし、バッターの動きも見やすいので、球場に行かない方がいいじゃないかとか思っちゃうタイプなんです。
でも世の中はそうじゃない、そう思わない人もたくさんいるみたいなので検討中という感じですね。

ということで、とりあえず前半終わります。
こんな感じで自助会をやっています。

後半は、治療プログラムについてちょっとお話ししようと思います。


2022.10.27

© 2018 早稲田メンタルクリニック All Rights Reserved.