今日は前回に続いて後半です。治療プログラムのことをお話ししようかなと思います。
YouTubeライブをしながら動画を撮ってますので、そちらのコメントも読みながらやります。
>ヨーダさん(チャット欄より)
「自助会やSlackでの意見交換などの活動内容を、ウェブサイトを立ち上げて発信するのも良いかななんて思います」
これね、立ち上げてるんですよ。
Notionという形で立ち上げているんですけど、あまりリンクとか貼れてなくて。
Notionをもっと見やすく、見つけやすくしようよということを今言ってますね。
>チャット欄より
「境界性、どこで講演会しますか?」
これは自助会ですね。 やつです。
>りこさん(チャット欄より)
「大抵のものはアーカイブ残りますよ」
そうですね、アーカイブ残してます。見てください。
じゃあ後半行きます。
コンテンツ
治療プログラム→研修システム→座談会
治療プログラムの作成、研修システム、座談会の設置ということです。
自助会ってどういう治療をした方がいいのかとか、自助会ってカウンセリングの代わりになるのかとか、自助会ならではの治療って何なのかということをもう一回定義し直すというか、考え直してみようかなと思って今回の動画を撮ろうと思っております。
ステップを5つに分けています。
1.治療の意味を定義
2.自助会の治療、その他の治療方法の違いを定義する
自助会の治療とカウンセリングはどう違うのか、福祉とどう違うのか、ということをもう一回定義しようかなと思います。
3.治療プログラムの目標、未来図の設定
4.研修プログラムを考える
5.座談会の設置など具体的な方法に落とし込む
どんな治療プログラムをこの自助会でやろうかなということを、今の暫定的な僕の考えていることを話す。
研修プログラムってこういうのが必要だよねということを話して、最終的に今からどういう行動をとるのがいいのかということをちょっと話そうかなと思います。
最初の1番、2番でほとんどボリュームがあって、3~5は結構流れる感じなので1番、2番を中心に聞いてもらえればなと思います。
精神疾患とは?
そもそも精神疾患とはどういうものかということです。
身体的な障害は認めないけれど、通常の訓練および教育によっても社会適応困難な人たち、と今回は定義しております。
身体の病気がないんだけれどもうまくやれない人たち、ということですね。
「社会適応」とは何なのかということです。
社会適応困難とは、後で説明しますけど、「予測する脳」が機能していない不十分である人たち、と定義しました。
こういう風に社会生活を困難にするたち、そういう人たちっているわけですよね。
訓練が足りてないんだとかそういうんじゃなくて、いるんですよ。
じゃあ、こういう人たちに対して特殊なアプローチをしよう、医学的なアプローチをしようということになりますね。普通の訓練と教育ではうまくいかないので、医学的なアプローチで問題を解決していこうとなります。
問題の解決アプローチは何かというと、分類して原因解明とか解決方法の研究開発をする。そしてその後に脳に介入していくのか、それとも言語を使って認知に介入していくのか。それともそもそもの社会制度に介入していくのかこの3つなんですね。
この3つの介入方法をもって、社会適応困難な人たちを少しでも生きやすくするというのが、精神学的なアプローチということになります。
脳への介入とは何かというと、療養、休むということです。
休んだり刺激から遮断するということです。
休むことも立派な医学的な介入なんですね。
あとは薬物治療ですね。
ここら辺がメインで、よくしている介入かなと思います。
電気けいれん療法、磁場を利用するというのもあるんですよ。
神経細胞というのは電気で動いていますので、磁場を利用するというのは理にかなってるんですけれども、実際なかなかいい治療効果は生まれてません。
そこまでいいエビデンスは出てません。
電気けいれん療法はいいけれども、TMSですね。
TMSに関してはあまり出ていないというのが現状です。
あとは腸内環境ですね。栄養療法。
お腹から発信する情報ですね。お腹の様子はどうだよ、ということを脳に伝えているんですよ。
心臓はどれぐらい動いているよとか、呼吸だってどれぐらい動いているよというのは脳に情報を送っているわけで、腸内環境からも情報が行っているんです。
ただ、これもエビデンスは乏しいですね。
なかなかいい治療効果は出ていません。
あと光刺激ですね。
目から光が入ってきて、いま朝だよ夜だよというのを伝えてくれるんですけども、これもあまり出ていません。
運動とかマインドフルネス、呼吸とか体を動かすことも脳への刺激になっています。
これはまだエビデンスはあるのですが、普段結構みんな動いていますから、そこで劇的にということはなかったりしますね。
認知への介入、言語的な介入というのは何かというと、
1.医師・心理士によるカウンセリング
2.福祉の人による生活全般への介入
3.自助会などのピアサポート
などが認知への介入になります。
社会制度への介入というと、
・障害者手帳
・生活保護
・障害者年金
・就労支援
・自立訓練
・就労継続支援
・NPO
・自助会
・障害者雇用
そういうものになります。
予測する脳とは?
言語的なアプローチというのを今回中心として扱います。
復習になるんですが、「予測する脳」って何ですかという話です。
予測する脳というのは何かというと、人間の脳の中というのは常に動いている。
内部活動と言って、頭の中で何か動いてるんですね。
寝ているときも頭が動いているんですよ。寝てるときも頭は動いているから夢を見ているんですね。
何をしてるかというと「予測」してるんですよね。
これから何が起きるのかというのを脳は常に予測をしている。
この予測と現実世界にズレがあったりする。
重たいものを持つときには、先に「重いぞ」と思って身構えたりするし、力を抜いていたら思ったより重かったとか、階段があると思ってなかったりすると転んだりとか予測してるわけです。
意識についても物理的なものと同じように、運動的なものと同じように予測しているんじゃないかと仮説が立っています。
頭の中でバーチャルリアリティーの世界を作ってるということですね。
頭の中でバーチャルリアリティの世界を作って、目から入ってくる情報と統合をとってですね、頭の中の3D空間、バーチャルリアリティ空間を適宜修正してるんですよ。
この外の刺激、実際の物理的な現実とか外部刺激と、内部活動、予測しているバーチャルリアリティの世界のズレがあるんですね。
ズレがあると、不安や怒り、精神的な疲労が起きるということがわかっています。
このストレスを最小化するように行動したり、バーチャルリアリティの世界、予測を修正したりするんじゃないかとに考えられていて、これを「能動的推論」とか、「自由エネルギー論」という形で今研究されたりしてます。
これはめちゃムズなんで、ちょっと僕もよくわかってません。
数学的にこれを証明したりとか解明しようとしてるんですけど、もうめちゃムズなんでわかる人教えてください。
バーチャルリアリティーの世界。これはどうやって作られているのかというと、主に二つの要素からできているんじゃないかと言われています。
体質など遺伝的なものと、その時の体調によって、その世界が作られているんじゃないか。
あとは記憶と学習です。
これまでの経験、知識、認知ですね。
常識とかそういうものと、遺伝的なもの、その時の体調によってこの内的な世界、バーチャルリアリティの世界ができるんじゃないかと考えられているんですよね。
遺伝的な問題と言うと、知的能力、発達障害、不安障害とか(後天的な要素もありますが)、報酬系の異常だったらアルコール依存症、薬物依存症。
あとは気分障害とか妄想とかですね。
こういう病的なものが起きると見えてくる世界って変わってくるじゃないですか。
あとは疲れている時は、絶対見えているものが変わりますよね。
生活している上でわかるじゃないですか。見えているものが変わる。
これもよくわかると思いますし。こういうものに対しては薬物療法や運動が効いたりする。
あとは知ってることですね。知識があったりすると見え方って変わってくるんですよね。
文化社会が変わったら見え方は変わるし、感じ方変わりますよ。
日本人とアメリカ人だと同じものを食べてもおいしいまずいって違うじゃないですか。
あとはだまし絵とかありますよね。
知識を知る前と知った後だと、見え方が変わりますよね。
そういうことです。
言語的な介入とは何かというとですね、体質・体調に作用するのではなく、記憶と学習に作用させる。 。
新しい知識とか、新しい経験を組み込むことで認知を変えていく、というのが精神療法ということになるんじゃないかということです。
学習とは?
じゃあ、学習って何かということです。
精神疾患の多くは、少なくとも脳における記憶と学習に問題が起きてるんじゃないかということです。
記憶と学習というと聞きなれないかもしれないですけど、神経科学とかそういう本を読むと、「記憶と学習」という分野があります。
そこから来るとイメージしやすいです。
その分野に問題が起きているんじゃないかと。
だから精神療法とは、誤った記憶と学習に対して薬物以外のアプローチで関与し、訂正していく作業である、と定義して考え直してみると、さまざまなものがすっきり見えてくる気がしますということですね。
では何を勉強するかということなんですが、これはよく僕が動画でも言っているやつです。
・自己理解
・他者理解
・しなやかな思考
この3つを理解していくということなんです。
自己理解とは何かというと、自分の長所だったり、自分の軸ですね。
自分はどういう人間なのか、どういう風に生きていきたいのか、どういう価値観を持っているのか、どういう人生を生きたいのかってことですよね。
その場その場でですね、刹那的に何か物事を判断したりすると、うまく軸が保てないですからうまくいかないんですよ。
自分の未来はどうしたいのかとか、自分の過去はどうだったのか、自分の認知の歪みはどうなのか、今の自分の疾患はどういうものなのかという疾患理解などが自己理解になります。
他者理解、他人を理解するということもとても重要です。
他人は多様で、理解できないほど多様なんですよね。
話し合っても理解できないほど多様なので、そういう多様性を理解する。
他人は無理解だったりするんですよね。でも優しい人がいるということも知るべきだし、かといって暴力がないわけじゃなくて、やはり残酷な面もある。
そこのバランス感覚も含めて理解しておくことは重要ですね。
しなやかな思考とは何かというと、感情や欲望、常識に支配されないということだったり、メタ認知が効くということかなと思います。
こういう要素を学んでいくことで、メンタルは健康になっていくということですね。
では治療者もしくはピアサポーターはどうあるべきなのかということです。
・傾聴ができる
・意見を押し付けない
・自分の利益のために動かない
・自分が持っている感情、逆転移に気をつける
とかですね。
治療者側が病んでいるとうまくいかないので、自己理解、他者理解、しなやかな思考ができるとか。
あとは精神医学の知識が最低限あることもとても重要かなと思います。
どう学ぶのかということも結構重要じゃないかなと思うんですよね。
学習のピラミッドと呼ばれるもので昔の理論なので、これが本当にエビデンスがあるのかというのは結構議論の余地があるようです。
ただ細かいところはさておき、実感としてそんなに大きく間違っていないんじゃないかなというのは、皆さんも同意してくれるんじゃないかなと思います。
講義を受けるよりは、自分から教科書を読んだり読書したほうが定着率がいい。
読書よりもYouTubeとかビデオ学習した方が、繰り返し見た方が覚える。人間がしゃべったものを覚える方が、脳への定着がいいんですね。
だから本で読むよりも人間が喋っているものの方が覚えるようにできてるんですよ。
それはなぜかというと、僕らは人間だからですね。
動物的な意味でそういうことのようです。
あとはグループ討論とか座談会。自分でしゃべりながら学んだ方が身につきやすいです。
あとは自ら体験する、カウンセリングをする、転移を味わう方が理解しやすい。
治療者側になる、教える側になる方が学習効果は高いということですね。
だからただ診察を受けるよりも、予習してから受診した方が効果が高いということですね。だからYouTubeを見てから受診した方が治療効果が高いんですよ。
ワークショップやカウンセリングをした方が治療効果も高い。
自助会でピアサポートをした方が治療効果が高いというのは、こういう理屈から仮説を立てているという感じですね。
治療の定義
これらを踏まえた治療の定義です。
自己理解、他者理解、しなやかな思考というものを学習し、記憶する、体得することかなと思います。
これらを理解する上で、もうちょっと重要なこともあって、前提として「常識的な楽観性」をまず身につけることもとても重要かなと思うんですね。
「欠点のある自分」を愛するとか、大切にする。
一部を除いて、多くの人は親切で頼ることもできるものだとわかる。
世界や社会は不完全だけど、そんなに悪いものじゃない。
受け身でなく主体的に生きる。
人生を楽しむ。
人生を楽しむとは何かいうと、勝ち取ること認められることではなくて、素晴らしいものを愛でたり、愛したり、愛されたりすること、ということなんですよ。
「自分を愛する」とかそういうことをまず前提として最低限身につけた上で、自己理解度、他者理解、しなやかな思考を身につけていくことが重要だと思っていますね。
自己理解、他者理解、人間理解のためには、まず経験や他者とのバリエーションを増やしてあげるということもとても重要なんですね。
この間口をとにかく増やしてあげる。
そして個人の内面を深く追求していく。
横軸と縦軸がとても重要だったりします。
後で話しますけど、自助会というのはここが強いんですね。
経験とか他者のバリエーションを増やすとか、欠点のある自分を愛する。
他の人達も愛しているから自分も愛していいのかなとかわかるとかですね。
ここのバリエーションを増やすという作業が自助会はとても強いです。
逆にですね、プロとのカウンセリングは、この内面を深く追求していくという作業がとてもいいんですね。
この横軸と縦軸を両方伸ばしていくことが重要なので、どっちがいいというわけじゃなくて両方大事ということになりますね。
各種、治療法の違い
認知に介入する手段としては、
1.医師・心理士によるカウンセリングなど
2.福祉の人らによる生活全般への介入など
3.自助会などのピアサポート
これがどういう長所と欠点があるかを今から話そうかなと思います。
ちなみにこの右の図は患者さんと治療者です。
患者さんが喋ったぐちゃぐちゃっとしているものが治療者の方に入っていって、整理される。
整理されるというのがカウンセリングなんですね。
これがただ治してくれとか、皆さんカウンセリングを受けたら治るんじゃないかと思ってたりとか、新しい情報をインプットし直してくれるんじゃないかとか思うみたいですけれども、そうじゃないんだよね。
整理されるということなので、ちょっと意味が違うんですけどね。
医師・心理士のカウンセリングの長所というのは、
・専門知識や経験がある
・転移や逆転移を扱える
複雑な感情とか込み入った感情をプロだから扱えるというのがあります。
ただ、欠点としてはそもそもプロが少ないんですね。
それと時間が足りないです。診療時間が短かったりとか足りないんですね。
お金も高かったりします。カウンセラーは1時間1万円とかしますから。
それが欠点かなと。
福祉の人らによる生活全般のサポート介入、就労支援や自立訓練とかそういうものですが、これのメリットは日中の時間を一緒に過ごし、学び直すことができるということです。
ただ、日中しかやってないんですよ。
なので働きながら、学校に行きながら利用することは結構難しいというのが欠点だったりしますね。
自治会などのピアサポートというのは、さまざまな人と交流し、多角的に学ぶことができる。
オンラインであれば時間の都合をつけやすいというのがメリットかなと。
欠点としては専門知識と経験が少ない。
あとは調子が悪い人がいると悪影響を受ける可能性がある。
これらをもう一回整理し直すと僕も改めて思ったんですけど、専門知識を研修していくんじゃなくて、交流しやすいシステムとか事故が起こりにくいシステムを作ることがとても重要なんじゃないかなと。自助会にとって重要なんじゃないかなと考えがちょっと変わりました。整理されましたね。
自助会の治療の定義
自助会の治療の定義です。
専門的な知識を研修していく、治療者の子分みたいなものを作るのがメインではないんですよね。
そうじゃなくて、会話しやすく事故が起こりにくいシステムの中で交流を楽しむということが、自治会の治療の定義なんじゃないかなと思います。
「事故が起きない状況で、欠点がありながらも自分を愛する人に囲まれ、親切や悩みを共有していくうちに、世の中には優しい人もいたちもいるんだと理解し、コミュニケーションの取り方を覚え、次第に人生の楽しみ方を身につけることができる」
これが自助会の目指すところなのかなと思いますね。
>もりそばさん(チャット欄より)
「どんな病気や治療にも主体性が大事ですよね」
そうだと思いますね。
だからこれを目指すってことですね。
逆に事故が起きるときってどういうときなのかというと、距離ですね。
距離が近くなりすぎて、転移や逆転移が起きる。
何かイラつくとか、何か腹が立つなみたいな。
それはその人が悪いんじゃなくて、自分のトラウマを相手に投影していたりするんですけれども、そういうことが起きちゃう。
距離が近くなるときというのはどういう時かというと、自分と他人の区別がつかなくなったりとか、期待しすぎたり、理想化させすぎている時。
どうにかしてあげたいとか、助けてあげたいという気持ちが強くなって、現実的な限界、言語的な介入の治療的限界を無視してしまう時。
治療には限界があるんですね。
患者さんは治りたい、完璧に治りたいと思うんだけれども、どこまで治せるかという伸び代は結構人によって違います。
でもその限界をですね、初心者であればあるほどですね無視して「助けたい」と思っちゃうんですよね。
そうすると、かえってぐちゃぐちゃになることが起きます。
医療ドラマのあるあるですよね。
新人で情熱があるドクターだったり、ナースがその病院のルールを無視して何かやろうとして失敗しちゃうとかよくあると思うんですけど、この限界というのもありますかららとても重要です。
あとは恋愛に発展させたりとか、金銭や名誉などの実利が絡んだときは事故が起きるかなと思います。
あとは相性の合わない人、意見が食い違う人と無理に一緒にいるとき。
利用者さんがルールを破る、死にたいなどの発言があってウェルテル効果が発生する場合。
あとはメンバーの誰かが犯罪を犯したり、病気が悪化したり、事故に遭ったりすると、やっぱりみんなの気持ちが一気にトーンダウンしちゃうということはあったりします。
実現したい治療プログラム
実現したい治療プログラムということです。
>ハイボールさん(チャット欄より)
「私はこの間カウンセリングをやめました。私もわかっているけれど、そこは否定しないでほしいというところを鼻で笑って否定してきたからです。そんなことでと思われる
かもしれないですが、私には無理でした」
距離が近くなって、何かすごく被害的になっちゃったのかな。
うーん、どうだったかわかんないですけどね、実際のところは。
でも距離が近くなるとそれがすごく腹が立ったりとか、うまくいかなくなっちゃったりするんですよね。
治療の場でもなかなかその問題を越えられないのに、自助会では超えにくかったりするのかなと思います。ハイポールさんきつかったですね。
でもわかんないですけれども。
これもね、そんなにカウンセラーの人が鼻で笑ったり否定したりするのかなという気はしますね。だからもう一回冷静に考えてみるのがいいんじゃないかなと思いますけどね。
僕もよく人をバカにしてるって言われるんですよ。
バカにしてるとかふざけてるように見えるとか、軽く見てるとか言われますけど、そんなつもりも全くなくて。
普段通りというか淡々としてるだけ。今と変わらない。
重たい話をしていても変わんないんですけど、そういう時に起きちゃうというのはありますよね。でも冷静に考えるってとても重要ですね。
何でそんなに腹が立っているのか、というのはあるのかなと思いますけどね。
わかんないですよ。ハイボールさんが言う通りなのかもしれないし、力がないカウンセラーだったのかもしれない。
そうじゃなくて転移の問題だったのかもしれないし。
わかんないですけどね。
>チャット欄より
「何とかしてほしいと言っているように感じてしまうことがあって、しんどくなることがあります」
助けてあげたいという思いが強くなり過ぎちゃって、逆にどんどん自分で無理をしちゃうということですよね。
ここの距離の取り方って結構難しいんですよね。
>チャット欄より
「自分の気にしているところを指摘されて落ち込んだことはありますね」
まあ、そうだね。
だけど気にしてることを言われに行く場所だから嫌なんですね。すごいきついですよ。
カウンセリングというのはそもそも楽しいもんじゃないですね。
苦しいものですから。
どういう治療プログラムを作りたいかというと、
・疾患ごとの悩み事、あるあるなどを共有する、相談する会
・オープンダイアローグというか悩みをただ傾聴する会
・自分を愛する、人生を楽しむ方法、ポジティブなことを語る会
・傾聴する方法を身につける研修会(コーチング)
・傾聴する方法を身につける研修会(支持的傾聴)
・対人不安がある人が話す練習をする会
・神経発達症(発達障害)の人向けのSSTの練習会
・集団認知行動療法をする会
・ゲリラ座談会
・5人によるメタカウンセリング
疾患ごとのあるあるとかオープンダイアローグとか、自分を愛する会とかは運営側がするのではなくて、メンバーだけでやりたいなと思います。
人と話し合いの中で、結論を出すのではなくて、ただ聞きっぱなしの会だったら事故は起きないんじゃないかなと思います。
定期的な会ではなく単発の会であれば、問題があるアドバイスであっても、ちょっと主観的だったり、意見の押し付けみたいなアドバイスであっても、この人が言ってるだけだろうと聞き流せるんじゃないかなと。
でも関係ができつつあると転移や逆転移が起こり、トラブルになるかもしれないなと。
疾患ごとの会については少しずつ増やしていければと思うけれども、まずはテキストベースのやり取りを増やしていくところからやっぱりスタートかなと今思っています。
あとは傾聴する会ですね。
これに関してはコーチングから技法を身につけてもらうのがいいんじゃないかなと思います。
コーチング自体の技法は確立されていて、かつ精神疾患を対象にしてないので、その分テーマも前向きなものが多くとっつきやすいからいいんじゃないかなと。
心理的傾聴も深いんですよね。
相槌の打ち方とかいろいろあるので、まずはコーチングからやってもいいかなと。
運営主体で始めて、途中Zoomだったら部屋を分けてやったりしていくのがいいんじゃないかなと思います。
>チャット欄より
「アドバイスは本当に気をつけないといけないですね」
そうだね。
自分のことを愛する軸ができていれば、どんなアドバイスとか誹謗中傷があってもブレにくいんだけれども、やはりそれがないうちはどんな言葉も傷ついちゃうので、このバランスというのは結構難しかったりしますね。
あとはデイケアとかでやるような内容ですね。
対人不安がある人が話す練習をする会とかSST、認知行動療法については運営サイドの人に頑張ってもらおうかなと思います。
運営メンバーにやってもらう予定ですね。
ゲリラ雑談会とか5人によるメタカウンセリングは、危険だと思う人もいるみたいですね。
資格については日常的に雑談ZOOMを運営してることが条件になるのかなと思いました。
5人によるメタカウンセリングはそもそも自助会でやるべきことなのかというのは、ちょっとハテナになりましたね。
カウンセリング的なことをやる必要があるのかってことですよね。
転移などを扱うよりも、もっと様々な話を気軽にした方がいいのかもしれないなと思いました。
個人の内面を掘り下げる作業よりはバリエーションですよね。
世の中にはいろんな人がいるとか経験のバリエーションを増やすことをメインにやった方が、治療的な効果は高いんじゃないかなと思っています。
研修プログラムについて
研修プログラムについてはとりあえず仮です。
・傾聴する方法を身につける会
・暫定ファシリティミーティング
・益田の精神医学講座
を受けながら、僕らは共に研修制度を一緒に検討していこうかなと思います。
将来的には、精神医学講座の来年の9月に終わるので、そうしたテストを作ろうかなと思います。
テストを作って面接をして、ファシリテーターになりたい人を面接して、合格者はそのファシリテーションをしているところを数回運営メンバーで観察して、そこからSVを受けてもらおうかなと思います。
そこはこうした方がいいよとかそういう話ですね。
それを受けた後に何回か会を運営してもらって、規定回数を超えたところでもう一回ファシリテーションをしているところを運営メンバーに数回観察してもらって、資格を付与しようかなと思ってます。
こういうプログラムを検討中ですね。
実際さまざまなイベントをやってますが、Slackを整理したりズーム座談会を整理したり、ミーティングをいつやるかということを整理しようかなと思います。
ということで、とりあえず今日は8時半から暫定ファシリテーターミーティングがありますので、この話をもう一回しようかなと思います。
今日暫定ファシリテーターの会に出る方は、できればこの動画をもう一回見てもらえたらなと思います。
こんな形でですね、自助会ではどんなことをやっているのかとか、みんなどんなことを考えてるのかというのも、リアルドキュメントとしてちょっと出していこうと思います。
マニアックで面白くないかもしれないですけど、楽しみに待っていてください。
自己啓発
2022.10.28