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2023年の方針、チャンネルの方針

00:00 OP
02:33 この5年間で進むだろうこと
03:45 AIの活用・応用
04:59 業務の切り出し
06:43 どんなコンテンツを作るか

本日は、2023年はどのような形でこのYouTubeチャンネルを運営していこうか、ということをお話しします。

最初に立てた目標

このチャンネルは、2019年12月14日からスタートしたんです。
その時に目標を立てたんです。

目標を5段階に分けまして、
STEP1:登録者数1000人
STEP2:登録者数1万人
STEP3:登録者数10万人
STEP4:登録者数100万人
STEP5:流行語大賞・海外進出
こういう大きい希望、大きな夢を立てたんです。

何だかんだ言って、ステップ3までは到達しました。
10万人を超えたのが2021年の11月か12月ぐらいだったと思います。
去年は20万人くらい伸びまして、今、登録者数がこの動画を撮ってるときで37万人に到達したという感じです。
1日10万から20万回くらい再生されているという感じで、結構すごいんですよ。
もっと褒めてください、褒めてください。

僕ら頑張ってるんですけど、あんまり評価されてないというのが現状かなとは思っております、医学界の中では。
もちろん患者さんには評価してもらっていると思いますけど、そういう立ち位置かなと思います。

次は登録者数100万人を目指すということなんですが、だいたい1ヶ月に登録者数が1~2万人くらい増えていけばいいかなという程度なので、ここを達成するのは2028年くらいになりそうだと思っています。

5年後には到達できるかなと思っているんですが、これを見ている若い人、10代とか20代の人にとっては5年後と言うとはるか先に見えるかもしれないですけど、我々中年になってくると5年後はすぐだなという感じがします。
すぐと言いつつ時間がかかるという感じです。

この5年間で進むだろうこと

100万人を目指して頑張っていくということですが、この5年間の間にどのようなことが社会で起きるのか、精神科を取り巻く状況はどう変わるのかなということを考えていくと、やはりAIの活用や応用ということがこの5年間で一気に進むんじゃないかなと思います。

まだまだ未知のものはたくさんありますし、わからないことや改善しなきゃいけないことがたくさんあります。
「まだ解決できていなくて新しい技術を使えばギリギリ解決できそうなこと」をやるのがイノベーションであったり、お得なんですよ、コスパがいいので。

この5年間で一気に伸びるのは何かなと考えたときに、バイオテクノロジー、ニューロサイエンス、メンタルヘルス、そこら辺もガッと伸びるとは思うんですが、僕自身が目を付けたのはAIです。
AIの活用や応用が重要なんじゃないかなと思っています。
これが社会に与える影響も大きいんじゃないかなと思っています。

AIの活用・応用

AIを使おうとしたら、色々な使い方があるんですけれども、実際自分の仕事に取り込もうと思ったら、なかなか難しいというか、計画を練らなきゃいけないんです。

具体的にAIにどんな仕事をさせようか考えてあげないとまだまだ難しいし、5年後でも同じなんじゃないかなと思います。

この業務はAIに任せられるけど、この業務は難しいなということを選択するような時期だと思います。早くその業務の切り出しを終えたところが、その業界で良い地位を占められるんじゃないかなと僕は思っています。

この5年の間YouTubeを続けていくし、精神科臨床も続けていくんですけれども、特にAIに注目して来年はやっていきたいというか、AIを取り込んだ形でYouTubeを運営できればなと思っています。
来るべき未来ですね。

AIがもし導入されるようになったときに、どんなYouTubeの動画を撮っておけばいいのか、ということを念頭に計画を立ててみました。

業務の切り出し

業務の切り出しということをすると、臨床的にはこういう流れを取るんです。

例えば困りごとがあって、精神科に行った方がいいのかどうか悩むと思うんです。
そして受診して診断されて、あなたはうつ病ですよ、神経発達症ですよと診断されて治療を受ける。

治療の中で薬物療法もするんだけれども、カウンセリング的なこともしていって、回復していく。
個人の過去、悩み、そういう心の内を語り直す。
語っていくことで治っていく。

治った後には、これからは第三のコミュニティというか、ボランティア的なことも大事になってくるんです。
コミュニティサービスとしてボランティアができる環境、ボランティアを呼べる状況をセッティングしてあげるというのが、精神科医YouTuberインフルエンサーの役割かなと思っております。

こういう業務の流れです。
業務というか、患者さんの流れだったり、診療の流れの中で、YouTubeとAIを用いたらどういうイノベーションが起こるのかなということを考えてみると、おそらく動画コンテンツを自動でAIが作れるようになるとか、病気のことをAIが解説してくれるというのはできると思いますし、動画の検索というのもAIが得意なんです。
良いコンテンツを作っていけばいいんですけど、簡単に言えば。

どんなコンテンツを作るか

どんなコンテンツを作ればいいかというと、まず最初に困ったときにどんな動画を見たいかというと、

自分はどんな病気なんだろう?
今落ち込んでいるけど、これはうつ病なんだろうか、それとも発達障害の二次障害なんだろうか?
HSPなんだろうか?
社交不安障害や回避性パーソナリティ障害なのか?
境界性パーソナリティ障害なのか?
それとも双極性障害なのか双極性障害II型なのか?

そういうことが知りたいと思うので、診断や鑑別に関わる動画は撮っていきたいなと思います。

あとは病気ごとの治療の流れですね。
どういう風に診断されて、どういう薬を使って、何ヶ月ぐらいで治るのか、どんな病気の特徴があるのか、そういうメカニズムを説明する動画も引き続き撮っていきたい。

あと社会福祉の制度ですね。
働けないときはどういう保険制度や社会制度を使えばいいのか、こういうときには誰に相談したらいいのか、という動画も撮っていけたらいいなと思います。

あとは昔書いた本ですね。
昔というか、今年2022年8月に出しましたけど『精神科医の本音』という本を書きました。
もし良かったら読んでいただけたらなと思います。
この本の中では、どうして精神科が5分診療なのか、良い精神科医と悪い精神科医はどういう人なのか、そういうことを解説したりしていますので、もし良かったら読んでください。

検索すればこの本の内容みたいな動画は結構撮っているんですが、検索するのが面倒臭いとか苦手な方は本をご購入いただくということですね、はい。
商売っ気出すなという感じですけど、まあ一応ね、僕だけの問題じゃないので宣伝しておきます。

今通院中の方、通院中で闘病生活をされている方に対してはどういう動画を撮ればいいのかというと、カウンセリングで使えそうな動画、ワークショップを動画に起こす、インターネット上でワークショップができるような形で、プログラムを切り出すようなものを撮ってあげるといいんじゃないかなと思っております。

カウンセリングで必要なものは何かというと、もちろん自分の対話の中で自分を理解したり、対話をしていく中でカウンセラーさんから説明を受けたり、治療者側から説明を受けることで「あ、そういうことなんだ」とわかることが多いと思うんですけれど、治療者が説明しそうな内容は動画を撮り溜めておくことができるので、そういうのもやっていこうかなと思います。
もう既にやってるんですが、来年も引き続きやろうと思います。

まずは自己理解に関することです。
自分はどんな人間なのか、生物学的に見たらどうなのか、心理学的に見たらどういう特徴があるのか、あと社会ですね、社会から見たら自分はどうなのか、社会から見たライフステージ、10代とはどういうものなのか、20代はどういう特徴があるのか、昭和世代はどういう特徴があるのか、虐待とはどういうものなのか、説明していく、理解していってもらう、そういう動画を撮ろうと思います。

あとは他者理解ですね。
他人はどんな人なのか?
世の中には色々な多様性があるので「相手の立場に立って考えろ」というのは大事なんだけれども、そもそも自分と同じじゃないから、「自分だったらこうなのにな」と思うことが相手には通じなかったりするんです、相手はまったく別のことを考えていたりするので。
自分だったら喜ぶだろうと思うことが相手にとって不快なことってあったりするんです。

いやいや、そんなことないだろうと思うかもしれないけれど、あるんです、ありがた迷惑みたいな。
自分だったら、仕事をもらったらこれが業績につながってボーナス増えるかもしれない、こんな仕事を振ってもらえてラッキー、出世のチャンスをもらえてラッキーと思うかもしれないけれども、逆もいるんです。

仕事を振られたら困るじゃないか、出世したら仕事がかなり増えちゃうじゃないか、ボーナスなんかたかが数万だからそれだけのために頑張りたくないよ、という人もいるので、全く逆だったりするんです。

そこら辺の理解とか、群れの理解、社会の理解。
なぜ世の中はこんな複雑なことが起きているのか、そもそも経済とは何なのか、今金利が上がると言ってますけど、金利が上がるのはなぜなのか、物価がなかなか上がらないのはなぜなのか、政治の問題なのか、政治じゃなくて科学技術が進化していて機械が簡単に作れるようになったから物価が下がったのか、そういう群れの理解も結構大事なんです。
経済や歴史の理解も大事なので、そういうことを説明したりとか。

あとはしなやかさですね。
柔軟に考えるコツ、気持ちのコントロールのコツ、そういう心理やストレスの管理や戦略も大事なんです。
人間付き合いをしていく上で、心理学や精神医学の知識を利用して人間関係を組んだり、キャリア形成をしていくということが重要なので、そういう動画も撮っていきたいし、今までも撮ってますけど、そういう動画も改めて撮り直したいなと思います。

これに関係する本はもう書いてるんです、実は。
『精神科医がやってる聞き方話し方』という本で、心理管理や心理戦略について語っています。
これは人とどういう風に話をすれば有利に進められるか、精神科医目線で書いた本なんです。
精神科医はこういうスキルや細かいノウハウを利用しながら、こういう戦略をとっていますので、もし興味がある方はこちらも買っていただければと思います。

ただ、これと同じような内容を動画でも撮ってますので「益田、金儲けに走るなよ」という方は「精神科医 会話術」とかで検索してもらうと出てくると思います。
そういう動画も見てもらえたらなと思います。

何だかんだで3年やってますからね。
3年やって1000本以上動画を撮ってますから、だいたいのことは説明してます。

困ったらAIを使っていくと良いと思いますので、YouTubeで見るのもそうだし、ChatGPTを使いながら自分の頭の中の整理というのは大事だかなと思います。
使ってくださいね。

あとはコミュニティサービスです。
良くなった人はSNSを利用してボランティア的なことをしてもらえたらなと思っています。
そういう場所を作ったんです。
それがオンライン自助会(メンバーシップ)です。

ここでは自分の体験をシェアしてもらったり、サポート、傾聴してあげたりとか、サポート側に回ってもらったり、ピアサポーターとして元当事者または当事者として他の人をサポートできるように研修プログラム育成、プログラムを組んだり、この会自体を運営してもらうのを手伝ってもらったり、というのを動画にしたりとかプログラムを作ろうと思います。

あとは to G と書いてますけど、政府に対してこういう意見があります、というのも将来的にはまとめたりしたいなと思っております。

お金も取っていて、これを言うとアレですけど、たぶんアプリで見ている人は月4千円取っていると思います。
4千円なんですけれども、このうち千円は AppleStore が取ったりしているんですね。
もう千円はGoogleが取っています、YouTube側が。

だから4千円払って2千円が僕の懐に入るんですけど、その2千円を運営費として心理職の人などを雇っているんです。
その人たちがオンライン上での活動を裏からサポートしているので、もちろん僕もバックサポートを手伝っているんですけど、そういうことに運営費を当てています。

もし少しでも安く、という人であれば、ブラウザから申込んでもらうとちょっと安くなります。
あとはYouTubeを経由しない形も今検討していますので、お楽しみにというか。
できるだけ参加費を下げられるようにしたいなと思ってはいるんですけど、実際は結構かかります。

イメージ的には『HUNTER×HUNTER』のグリードアイランドみたいな感じなんです。
僕がジンみたいな形で運営メンバーもいるというか。
でも運営メンバーを元罪人とかじゃないですよ、普通のちゃんとした人たちですから。
そういう人たちとまたプレーヤーの人たちと一緒になって考えたりとか運営してるという感じかな。

来年は、これらの過去の動画をリプレイスして、もうちょっと整理したり、あとはワークショップです。
今年ワークショッププログラムを作ったんです。
シンプルライフコーチングと言うんですけれども、それも作ったのでそれのワークショップもちょこちょこやったり、動画を撮ってみたり、あと自助会の運営をもうちょっとやっていきたいなと思ってます。

あと5年くらいあるので、5年の中でもうちょっとブラッシュアップしていって、AIを少しずつ活用して、会を綺麗にしていきたいなと思ってます。

来年の目標は登録者数50万人以上を目指したいなと思ってます。
ということで、今日は2023年のYouTubeの方針をざっくり語ってみました。


2022.12.31

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