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「ひきこもり? 日中の居場所」について考える。雑談的ミニレクチャー

00:52 各種施設
02:59 障害者雇用
04:38 居場所づくり
06:02 オンラインの世界にいる

今日は「日中過ごすところ」というテーマでお話しします。

学生のときは学校という居場所があるんですけれども、学校へ行けなかったとしても、不登校という形であっても、居る場所として学校やフリースクールが用意されたりしているんですけれども、大人になってからは、じゃあどこなの?ということです。

ひきこもりの居場所はどこなんだろうということを、行政としてはどういうサービスがあるのかということをお話しします。

各種施設

いわゆる病院でいうところの「デイケア」がそれに該当するんです。
保健所でも時々やっていたりします。
ただ、デイケアはやはりそこの人間関係で合う合わないもあったりします。
でも基本的にはデイケアに行くというのが一つ目のステップかなと思います。

あとは民間に委託されていることが多いんですけど、地域活動支援センターと呼ばれるものがあるので、そういうところに行ってもらうのもいいし、就労継続支援、いわゆる昔でいう作業所、A型、B型というものがあります。

最近は、A型の方はちょっと難しいんですけど、B型だとゲーム配信やYouTuber、そういうほとんど遊んでいるんじゃないかと思われるようなデザインというか、そういうものを目指す就労継続支援の場所もあったりします。

あとは、名前が似てるのでややこしいんですけど、就労移行支援というのもあります。
これは職業訓練です、最大2年使える。

あとは自立訓練とか生活訓練といわれるものです。
ややこしいですね。あり過ぎだろという感じもしますけど。

障害者雇用

あとは業務の切り出しとされているような、一般企業でも社会貢献として障害者雇用をしなさいと言われているので、障害者雇用みたいなものもあります。
大きい企業だと特例子会社という形で障害者の人が働く場所を用意してくれたりします。

これも賛否両論ありますが、障害者雇用の代行みたいなものがあります。
大きい会社じゃないと特例子会社を作れないので、中小の会社が集まって特例子会社のようなものを作っていて、ここで農業をするなどそういうことをやっていたりもします。

ひきこもりというか、障害者の日中の居場所として、色々な場所が用意されているということです。
障害者雇用を居場所というのは失礼かもしれないですけど、働く場所として準備しているとも言えます。

就労継続支援のA型とB型は工賃が出ます。

居場所づくり

これらは、長く使う、土日だけ使うとか、使い勝手がいいわけじゃないんです。居場所づくりとして。
だから居場所を作ろうという形でNPOがあったりとかもします。
居場所づくりをしたりします。
寄付などをもらいながら、活動できる場所、子どもたちが集まれる場所も作っていたりします。

ここはマネタイズがちょっと不思議でよくわからないです。
お金の流れがよくわからなかったり、都の委託事業だったり、色々なことがあったりします。
寄付金や委託事業とか、でも寄付してくれるところなんてほとんどないみたいです。
だからほとんど行政の委託事業だったりするみたいですけど、ここら辺のお金の流れはちょっとよくわからないです、僕も。
ひとつの闇があるかもしれないし、闇がなくてただ単純にいきあたりばったりかもしれないし、そんな感じです。

オンラインの世界にいる

現実、ひきこもりの子たちはどこにいるのかというと、僕は現実的にはオンラインの世界にいるなと思っています。
ニコニコ、YouTube、ツイキャスなど。

現実的なことを言うと、生活保護や親の仕送りをもらったりしながら、オンラインの世界にいることが多いんじゃないかなと思います。

今後の流れとしては、在宅支援みたいなものも時代の流れとしてあった方がいいんだろうなと思いつつ、なかなかまだそこまで大きいところはないです。
「COMOLY」さんとか、「ウチらめっちゃ細かいんで」さんとか、そういうところも作っていますけどなかなか。

あとは結構安かったりするんです、単価が。人気だから。
単価が安い問題もあったりしてどうなのかなというのはあります。

それとは全く別の形で、僕もオンライン自助会をやっています。
これは何にあたるのかというと、ファンコミュニティとは言わないですけど、単純に趣味の会というか、趣味でみんなでカウンセリングし合う会としていこうと居場所として作ってみている感じです。
マネタイズをしようというのとはちょっと違っている感じです。
普通の仕事がある、仕事がない人もいますけど、集まって色々な世の中のことを考えたりできる場所として作ったというのがあります。

マネタイズを考えたりすると結構制約が多くて、本当にやりたいこと、今その人たちがやりたいことができるかどうかわからないので、あえてこういう形を取っているというのもあります。
新しいアプリやサービスを見つけたら、それをすぐ使ってみたいので、できるだけ自由な発想になれるように、縛りが効かないように作っているというのはあるかなと思います。

そんなところですね。
日中の居場所にはどんなところがあるのかというと、こんな感じですよ、ということを自分が思いつくがままに雑談形式で述べました。
もし何か知らない言葉があれば、これをきっかけに調べてもらったりすれば良いかと思います。


2023.3.10

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