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あと20年(+10年)は一緒に苦しみに向きあえます いつまで通院するか?

00:00 OP
00:24 あとどれくらいできるのか
03:33 時間や数字の感覚

今日は時間的な感覚の話をします。
あと20年(+10年)は一緒に苦しみと向き合いますよ、というテーマでお話しします。

あとどれくらいできるのか

「あと20年(+10年)」とはどういうことかというと、僕の年齢からどれぐらいYouTubeやれるのか、そもそもどれくらい臨床できるのか、という話です。
心配してくれる人が多いのでお話しをします。

患者さんは色々なことで悩んだり色々なことを不安に思うんですけれど、主治医がいなくなるんじゃないかという恐怖感はやはりあるみたいですね。
不健康な状態に今あるので余計にそう思ってしまうみたいです。
子どもがお母さんいなくならないでよ、というのとちょっと似てると言えば似てるんですけど。
そうなのかなと思ったり、単純に変化を嫌ったり面倒くさがりも多いので、そういうことを言うこともあります。

僕は今40ぐらいですからあと20年は普通にやれるし、+10年は臨床やこういうYouTubeもできるんじゃないかなと思っています。

そういうつもりでやろうかなと思っているんですけど、いや、益田先生、すごい先のこと見えてますね、すごい頑張ってますね、と思われるかもしれないですが、でも案外そうでもなないんですよ。

なぜかというと、精神科の1ヶ月と内科の1日は同じぐらいの変化で、内科の1日は救急の1時間みたいな変化だというのがあるんです。

だから何て言うか、30年頑張れるよというのは、内科でいう1年くらいのことなので、1/30ぐらい、30倍なんですよ。
内科の人が1年後とか2年後のことを考えるのと、精神科医が30年後のことを考えるのと同じような時間感覚というか、そんな感じはあります。

神経症であれば5年ぐらいをひとつの目安とします。カウンセリングとかも。
認知行動療法だと12回とか10回を1セッション、長くても20回というイメージがありますけど、精神科のいわゆる分析的な精神療法だと5年を一区切りと考えたりすることも珍しくないので、5年が基本かなと思っています。

僕も開業してもう5年経つので、とりあえず1クール終わったかなみたいな感じです。
あと6クール(4クール+2クール)やれば終わりなのかな、と思っています。
もちろん1クールではなく2クールやる患者さんもいますけど。

時間や数字の感覚

患者さんと話すときに、お金が…とか、将来が…とかいう話をして、結構時間がかかりますよ、年単位の治療になりますよ、と言います。
そうするとびっくりする人もいるし、いや、そんな長い時間だったら益田先生いなくなりませんか、と言うんですけど、まあいなくなりません、大丈夫ですよと。
でも飽きますよ、と言って、いや、そんなことないです、僕は益田先生を飽きるとかそんなことしません、と言うんですけど、だいたい皆さん半年とか1年ぐらい経って飽きますね。

飽きますし、YouTubeを見もしないですね。
まあ、そんな感じです。
もちろん、見てくれている初期メンの人たちもいっぱいいますけど、だいたい半年ぐらいで入れ替わるイメージがあります。

僕が週5で外来をやってるんですけど、何となく今抱えてる患者さん、治療中の患者さんって700~800人くらいなんじゃないかな、とデータを時々見ると出ます。
良くなった患者さんがいて通わなくなった患者さんがいると、それに合わせて患者さんが入ってくるというイメージです。

週1回通う人もいれば、月2回(2週に1回)の人もいるし、月1回の人もいるし、2~3ヶ月に1回の人もいます。
ウチはあまりいないですけど、2~3ヶ月に1回の人は。
だいたい月1が普通で、ちょっと調子悪いと月2回、本当に今まさに調子が悪いと週1回というイメージです。

この人数も結構似ていて、YouTubeもだいたい10~15万回くらい再生されていて、これがもう2年かな、もうずっとここから再生回数が増えないんです。
ちょっと減ってるかもしれないですけど、増やしない言うとアレですけど、増えないですね。

僕のことが嫌いじゃなくて、気が合う人で今悩んでいる人、ということだと日本全国の中で10~15万人ぐらいいるのかなと思ったりしています。
良くなったりするといなくなって、代わりに調子が悪くなった人が見に来るのかな、とそういうことを思ったりします。
これもまた減っていくんでしょうけどね。

だから何て言うんだろうね、こういう時間感覚や数字感覚はたぶん不思議だと思うんです。
イメージがつきにくいのかなと思いますけど、僕はだいたいそういう風に見ていて、週5で午前午後外来をやったりすると、700~800人くらい診ている感じです。
こういう時間感覚で生きているということです。

ということで、今回は時間感覚、時間の話をしました。
益田はいなくならないので大丈夫です、ということです。

オンライン自助会も閉じるつもりはないので、少なくとも20年(+10年)ぐらいは頑張りますから、安心して参加してください。


2023.4.10

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