不安障害から「社交不安障害」のメカニズムや治療法について解説します。
社交不安障害の主な症状は、人前に行くと不安が高まるというものです。緊張する場面でなくてもなんとなく人付き合いが苦手だ、人が怖いといった意識が支配していることが多くあります。
不安障害になりやすい人は脳の扁桃体系のバランスが崩れやすく、そのために急激に不安が高まります。そういう人が人付き合いやプレゼンなどを避け続けると、学習の場が得られず社会的に病気が作られるといった側面もあります。また、不安障害がベースにあると、アルコール依存症やうつ病に発展しやすいとも言われています。
治療は、脳へのアプローチ(投薬)と心理社会的アプローチ(認知行動療法、暴露療法等)などを行います。