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幸福になる方法

00:00 OP
00:42 ウェルビーイングの達成
02:34 肉体的に充足した状態
05:35 社会的に充足した状態
07:26 精神的に充足した状態

本日は「幸福とは何か」というテーマでお話しします。

幸福とは何かというと、漠然としているので、なかなか話を進めていく、論展開をしていくのは難しいです。
益田独自の話をされても困ると思うので、幸福とは何かということを考えていくと、ある程度定義がされているので、それを中心にお話しします。

ウェルビーイングの達成

定義とは何かというと「ウェルビーイングの達成」なんです。
幸福とは何かと言ったときのひとつの定義はウェルビーイングの達成です。

ウェルビーイングはWHOも提唱していますし、厚労省も内閣も、日本の行政もウェルビーイングを達成するように企業に経営を考えなさい、みたいなことを提案してます。
ウェルビーイングを達成することで全員のモチベーションが上がり、結果的に社会の生産性が上がると言われています。

このウェルビーイングとは何かというと、個人の人権や自己実現が保障され、肉体的、精神的、社会的に充足した状態です。これをウェルビーイングが達成している状態といいます。
難しいですけれどもなんとなくわかりますよね。
こういう状況を企業は作りなさいよと言っています。

例えば個人の人権とは何かというと、いわゆる生存権や発言の自由、そういうことです。
自己実現が保障される、結婚したい人は結婚できる、子育てがしやすい環境を作る。自分のやりたいことができる、こういうことを研究したいということであれば研究ができる。こういうものを作りたい、こういう仕事がしたいというものはそれができる、そういうことです。
こういうことが保障されていて、肉体的、精神的、社会的に充足した状態ということです。

自己実現しろというわけではなくて、保障されるということです。
それがミソかなという気がします。

肉体的に充足した状態

肉体的、精神的、社会的に充足した状態というのはどういうことかということですが、肉体的というと割りとわかっていて、どういう状態が充足した状態かというと、規則正しい生活を送れているということです。
職業によっては夜勤がありますけれども、できるだけ規則正しくやれる仕事が望ましいです。

会社もスケジュールをしっかり立てて規則正しくする。
急に仕事をバッと振られて、残業が多すぎる月とか、逆に仕事が全くない月があるというのは望ましくないので規則正しいスタイルがいいです。
その方が精神的にも肉体的も楽ですしね。

あとノードラッグです。
できるだけお酒、大麻、違法薬物は、少ない方がというか、無い方がいいです。
楽にはなるんですけれども、ガツンとそういうものが入ってしまうと、生理的に出てくる幸福感ややる気というものが薄らいでしまうんです。
ドラッグに支配されやすくなってしまう。

脂こってりの塩分マシマシの糖質多めのラーメンやデザートみたいなもの、ジャンクフードみたいな感じになってしまうんです。
ジャンクフードみたいな感じで、素材が持つ味がわからなくなってしまう。
我々人間が持っている内的な幸福感や幸せを感じる力が、弱まってしまうんだよね、それがあまりにも強力だから。

上手く使えばいいんじゃないか、と言うかもしれないけど、なかなかそれは上手く達成できない。達成できる人もいるんだけれども、一方で全然達成できない人もいるので、できるだけノードラッグに近づけていくということは、肉体的にもとても重要です。

あとはバランスの良い食事です。
糖質が多すない、油っこすぎない。血糖値がガンと上がるような甘いものじゃないとか、そういうバランスの良い食事が大事ですね。

あとは十分な休息と睡眠。
働きすぎない、しっかり寝られるということが大事です。

あとは医療に繋がれるということです。
調子が悪くなったときに医療に繋がって適切な医療が受けられる、というのが肉体的に充足した状態だと言えます。

運動が抜けてました。
適度な運動も大事です。
ストレッチをするとか、あとはマインドフルネス、瞑想するとか、1日1万歩を目標に歩くとかそういうことになります。

社会的に充足した状態

精神的に充足した状態はちょっと難しいので一個飛ばして、社会的に充足した状況というのを話すと、働く自由が認められている、人との繋がりがある、孤立無縁な状況じゃない、孤独じゃない、あとはきちんと承認されている、その人の価値が認められている、そしてそれに見合った報酬をもらえている、ということです。

お金が増えれば増えるほど、収入が増えれば増えるほど幸福になるかというと、そういうわけではないんです。
ただ、一定レベルまでは上がっていきますから、報酬がしっかりあることも大事です。

あとは心理的安全性です。
プレッシャーがかかりすぎない場所というのはとても重要です。
お金はもらえるかもしれないけれどもハラハラする、お金はもらえるかもしれないけど違法行為寸前、違法行為させられている、そういうものだと、やはりヒヤヒヤしますよね。
人を傷つけているかもしれないとか、自分は倫理的、道徳的に正しくないことをしているかもしれないと思うと、やはりモチベーションは上がらないです、従業員の人の。

社長にやれと言われているからやっている、潰れても困るから自分の信念とは見合わないことをしている、それが世の中なんだからいいじゃないかと言い聞かせるんだけれども、やはりどこか自分の心を痛めつけている、自分の尊厳を奪っているのでそういう状況というのはよくないです。

清濁併せ呑むということも必要ではあるんですけれども、やはりできるだけ心理的安全性を保つ、プレッシャーが少ない、違法行為をしないということはとても重要です。

精神的に充足した状態

最後に残った精神的な充足について話をします。

精神的充足というのは結構難しい概念です。
欲望に支配されない、感情に支配されてない、ということだけが幸せかというと、そういうわけでもなくて、やはり共同体の中で自分の役割がある、そこでの摩擦やジレンマを上手く対処できるということも重要です。
自分の独自性を発揮できる、主体的になって自分が創造しながら自分の価値や意味を見い出していって、それを自己実現していくということも重要だです。

あとは俯瞰的に見えることです。
自分の心、他人の心、社会のことを俯瞰的に見て、ある程度の摩擦やジレンマは仕方がないものなんだな、でもこうなんだな、とわかってくると不安というものも減っていくんです。
こういうのも重要だったりします。

色々な側面があるんですよ。
幸福とは何かというとわかりにくいんですけど、ウェルビーイングの達成というと、こういうことだったりします。

じゃあ益田は幸福なんですか、と言われると難しいんですけど、こういう目標があるので、自分もそっちに向けていく、僕自身もそういうところに向けていくことで、患者さんに良いものを提供できるんじゃないかと思ったりしています。

人との繋がりが欲しいなとか不安だなと思う方はオンライン自助会をやってますのでもしよかったら、そちらの方もご参加ください。
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2023.4.13

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