東西線「早稲田駅」徒歩1分。夜間・土曜も診療。心療内科・精神科。自立支援対応

WEB予約はこちら

再診患者専用

03-6233-9538

予約制:木・日・祝休診

0362339538
初診WEB予約

  

再診患者専用TEL

03-6233-9538

酒飲み精神科医が断酒150日目の心境を語ってみた

,

00:00 今日のテーマ
01:19 お酒をやめようと思った理由
02:56 やめてわかったこと
04:58 今回、150日を迎えて
07:03 断酒の良い点、悪い点

断酒して150日が経ちました。断酒100日目のハイテンションな動画の再生数が多かったので、味をしめて150日経った現在の心境の変化、お酒をやめて良かったこと悪かったことを改めて語り直してみたいと思います。

前回も話しましたが、そもそもお酒をやめようと思った理由は3つあります。
1つ目はとにかく忙しかったことです。当時はコロナ関係でバタバタしていて、やるべきことを差し置いてお酒を飲んでいる場合ではないなと思いました。2つ目は感染予防です。外でお酒を飲むことで万一コロナに感染してしまったら、周りの人に迷惑を掛けてしまいます。3つ目は太ったことです。開業して体重が7kg増えたので、健康と見た目のためにもやめました。

前回100日経った時にお伝えしたのは、断酒は苦しすぎる、楽ではないということでした。当時はお酒が出てくる動画などは見ないようにしていました。また、お酒の代わりに甘いものをいくつも買うようになりました。甘いものを食べるとドーパミンが出るのです(それでも体重は1、2kg減りましたが)。それから、アルコールの楽しみよりもアルコールと結びつく「怖さ」が出てきたこともお話ししました。

今回150日を迎えるにあたって、断酒の苦しさは軽減してきました。ただ、時々発作のように飲みたくなる時があります。甘いものを食べた時のドーパミンの出る感じは減ったので、甘いものを食べることは減りました。健康のために意識的に減らしてもいます。怖さについては薄れてきてしまったので誘惑に駆られることもありますが、自分で自分を律するためにも改めて動画を撮りました。

お酒をやめて良かったことは、まず第一に時間が増えたことです。お金については飲まなくなったからといって増えた印象はなく、お酒を飲んでいた時はこれくらい使っていただろうとkindleの漫画を躊躇なく買ってしまったりしています。健康については、お酒をやめるだけでは健康は手に入らないようです。リバウンドしかけているので気をつけなければと思います。それから、お酒を飲んで「まあ、いいか」と思うことがなくなり、隠れていた問題も発見できるようになってきました。

悪い点というのは特にありません。以前はお酒がなければ食事もおいしくないと思っていましたが、今はそんなことはありません。感染対策をした上で居酒屋にも行きますが、酔っ払わずに食べてもおいしいものはおいしいです。人と飲みに行くこともありますが、僕が飲まなくても誰も困りませんし、他の人は意外と飲んでいないのだな(1、2杯)と気づきました。

というわけで、今回は断酒150日経ったことの報告と、今後の戒めでした。

,
2020.11.15

© 2018 早稲田メンタルクリニック All Rights Reserved.