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うつ病、適応障害の初期症状を解説します

00:42 うつ状態
02:00 初期症状

今日は、うつ病や適応障害のいわゆる「うつ状態」と言われるものを解説します。
症状の中でも特に「初期症状」をメインにお話しします。

うつ状態

うつ病や適応障害で落ち込んでいるときのことを「うつ状態」と言います。

うつ状態には下記の8つの項目があります。
これらの5つ以上に該当し、それが2週間以上続くと「うつ病」と診断されます。
ストレスの原因がわかっている場合は「適応障害」と診断されたりします。

1抑うつ気分(落ち込む)
2興味なし
3疲労感
4無価値感
5集中力低下(焦燥、制止)
6死について考える
7食事が摂れない
8睡眠の質が下がる

初期症状

1抑うつ気分
最初から落ち込んでいるのではなく、最初の頃は「空虚感」が多くなります。
なんだかぼんやりして面白くない、ほわっとした感じ、現実味がないような感じです。
これが悪化していくと「抑うつ気分」という落ち込みになり、さらに悪化すると「絶望」に変わっていきます。

2興味なし
最初は「つまらない」感じがあります。
今まで楽しいと思っていたことがつまらない。テレビやスマホを見ていてもなんだかつまらない。
それがだんだん「興味がない」になり、さらに悪化すると「喜びがない」という状態になっていきます。

3疲労感
疲労感には最初は気づきません。
最初のころは周りの人に「休んでる?」と言われます。それがうつの始まりだったりします。
やがて「疲労感」に変わり、さらに悪くなると「動けない、体が重い」となります。入院中の患者さんは本当に体が重そうです。

4無価値感
最初は「自分はダメだな」くらいだったのが、「俺は価値がない」という確信に変わり、最終的には「自分は罪深い人間なんだ」という罪業妄想になり誰も訂正できなくなっていきます。

5集中力低下
最初はちょっとしたミスが増えます。それがやがて「集中力低下」になり、さらに悪化すると「思考制止・焦燥」となります。
集中力低下が各駅停車だとすると、思考制止は電車が止まっているような状態です。一方で何かやらなければと焦りますが、空回りして考えが進みません。

DSM5の診断で基準では
「ほとんど毎日の精神運動の焦燥または制止」
「思考力や集中力の減退、決断力低下」
になるのですが、わかりやすく説明するために2つを1つに混ぜています。詳しくはDSM5診断基準をご参考ください

6死について
最初から「死にたい」ではなく、最初は「休みたい、ゆっくりしたい」です。
それがだんだん死ぬ以外の休み方がわからなくなり、やがて死ぬことを計画・決断します。

うつが酷い状態だと、思考制止があるので計画が進まず、決断しても体が重く動けないので自殺には至りません。
ですが、その一歩手前でまだ計画ができる状態だとそのような事故が起きてしまうので注意が必要です。
中途半端なうつよりは、もっと悪くなった方が自殺はないので安心かと思います。
また、躁うつ病の人でうつが酷い時に抗うつ薬を入れてしまうと、微妙に上がって自殺のリスクが上がります。

7食事
最初のころは「面倒だから食べるのをやめよう」だったのが、だんだん食べられなくなります。
入院中の人だと食事を「見ない」となることもあります。食べないのではなく、食事が来たら投げる、見たくないという感じになります。

8睡眠
最初は中途覚醒が増えます。そこからだんだん眠れなくなり、入院中になると目だけが開いて固まっている状態になります。

固まるのが悪化した状態を「緊張病状態」と言います。そのようなうつの発展もあります。
そうなると薬も飲めなくなるので点滴で抗うつ薬を入れたり、電気けいれん療法を行ったりします。そうなると大学病院など大きなところでないとできません。

このように「うつ状態」と言っても、軽いものからだんだん重くなるというグラデーションがあります。
すべての項目が同じように進むのではなく、特定の項目が突出して悪化することもあります。人によって様々です。

今回は「うつ病・適応障害の症状」について解説しました。


2021.8.30

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