本日は「性格占いを論破する」というテーマでお話しします。
どちらかというと雑談回です。
よくインターネットなどで性格分類や相性占いがあります。
あれを自分なりに作ってみました。
どうやって作るかというと、適当ですが作れるのです。
本当の心理学的なベースで作ろうとすると妥当性や分布など色々あるのですが、ざっくり面白半分で作ってみました。
コンテンツ
性格タイプ
横軸を理性-感情にしました。
理性で考える人は右側、感情で考える場合は左側になっています。
抽象度が高いこと、再現性や法則を重視する人は下側、現実的なものの考え方や個別主義は上側にし、四等分しています。
右上から君主タイプ、科学者タイプ、思想家タイプ、英雄タイプと分けてみました。
タイプを一つずつ説明します。
君主タイプ
現実主義かつロジカルに考えるタイプの人たちです。
こういうタイプの人は、人間に対して共感はしているのですが、どこか冷めた目で見ていたり、人間を駒として扱うところがあったりします。
良い君主は一方でヤクザの親分と似ていたり政治家的だったり、サラリーマンの中で出世しやすいタイプです。
これを君主タイプだと僕が勝手に決めました。
これが上手くいかない人は、組織の中で上手くいかずうつっぽくなってしまいます。
現実主義なのですが、理性で考えすぎて逃げ場がなくてうつっぽくなってしまいます。
科学者タイプ
理性やロジックを重視し、かつ法則、つまり抽象度の高い法則を重視するのが科学者タイプです。
現実は様々なことがあって煩わしく、色々な人が絡み合っており、もっと学問の世界、普遍性を求める人であれば科学者タイプです。
君主タイプはお金や権力を求めるので俗っぽいのに対して、科学者タイプは学問的真理、知的発見を好むタイプです。
医師やコンサル、マーケッターはこのタイプです。
このタイプで挫けるのは発達障害です。
現実が読めない、空気が読めないと言われる発達障害の人が多いです。
思想家タイプ
法則や再現性のように抽象度の高いことを好みつつ、感情や本能、欲望、つまり人の心に対して興味があるのは思想家タイプです。
作家、美術家です。
思想でこじらせてしまうと、ヒステリーみたいな形で自分の世界に入ってしまいます。
統合失調症もそうです。
英雄タイプ
英雄タイプは、感情や本能のような心で考えながら、でも現実的である人たちです。
アイドル、人気者、タレント、YouTuberなどはこのタイプです。
子どもや境界性パーソナリティ障害の人もこのタイプであることが多いと思います。
これはまあ、適当です。
タイプごとの具体例
普通の政治家の人たちは君主タイプが多いです。
現実的で戦略的、トランプさんとかこのタイプかなと思います。
すごく頭が切れる一方で「…」というところがあります。
科学者タイプは普通に科学者が多いです。
思想家タイプも、芸術家の人たちはこんなタイプだと思ってもらえればわかりやすいと思います。
僕の中では孔子はこういうタイプです。
孔子は、政治家に憧れるのですが政治の世界ではあまり上手くいかなくて、思想家になったという感じです。
僕はどのタイプかというと、科学者の中の思想家寄りかなと思っています。
ビジネスもやっているから君主タイプも入っているのですが、ちょっと苦手です。
タイプごとの相性
あるタイプの人は隣のタイプの人たちには興味があったり、関心があったり共感しやすかったり憧れがあったりするのですが、対極の人たち、科学者タイプなら英雄タイプには興味がなかったり苦手だったりします。
だから僕も子どもは苦手だったりします。
逆だからこそ、ということもありますが、あまり相性は良くなかったりします。
同じ科学者タイプの患者さんとの治療のやりとりは上手く行くなと思います。
そのあたりはドクターの性格によるのですが、ドクターは科学者タイプが多いです。
でも精神科医の中で見ると僕は英雄・思想家タイプ側なのです。
経営者っぽくもないですし、YouTuberなのでどちらかというと英雄タイプかなと思います。
これがもうちょっとちゃんとしていると思想家っぽいかと思います。
科学者の中では英雄寄りという感じです。
変動しやすいもの
こういうことを話すと分かったような気もしますが、適当です。
性格占いとかそれに類いするものは適当です。
そして変動しやすいです。
場所が変われば意見が変わります。
自衛隊の中でいうと、僕なんかは早く辞めて開業したので君主寄りですが、でも開業医の中でいうと僕はビジネスとしてすごく成功しているわけではないので、君主タイプではなく、たぶん思想家タイプ。
そして医者全体の中で見るとYouTuberなので英雄タイプかなと思います。
精神科医YouTuberの中では思想家タイプだと思います、あまりデータや科学的な話をしないので。
所変われば変動しやすかったりします。
図の中で対極にいる者は理解困難だったりすることが多いです。
それは人間は多様であり、話し合って理解できるようなものは多様性のうちに入りません。
多様性というのは理解困難なのです。
理解困難なほど多様なのです。
それを知る上では良いのではないかと思います。
相手の理解のために有効
僕はこういうチャートを作るのは結構好きで、最近はこういうことを一人で考えたりしています。
これは、自分はどういう人間かと分かるよりも相手の理解のために有効だったりします。
自分から見てこの人はどういうタイプかな、こういうタイプだったらこういうことに喜ぶのかな、こういうタイプだからちょっと自分とは合わないかもしれない、ということを考えるのに有効だったりします。
あくまで自分の理解ではなく他人の理解のために使うとすごく効果を発揮するのがこういうチャートです。
こんな感じで趣味で作りました。
こういうものは色々ありますが、あまり騙されないようにしてください。
自分で作ると、こんな感じでこの人たちは作ったんだな、とわかりますから作ってみると良いと思います。
内向的-外向的、関東人-関西人という区分でも良いし、ここでは二軸で分けていますが三軸でも良いし、色々なパターンでできます。
自分なりにこういうことをやると結構面白いのでやってみてください。
今回は雑談回でした。
性格占いを論破するというテーマで、性格占いを自分で作ってみました。
おまけ
ちなみにどうしてこれを作ろうと思ったかというと、YouTubeを面白くするためです。
この全部の要素があった方がコンテンツは面白くなるのではないかと思うのです。
ロジックだけだとつまらないです。
データだけのプレゼンは面白くないので、感情や本能、気持ちに訴えるプレゼンをした方が良いのです。ストーリーを含ませます。
抽象的な話をするよりも、具体的な話をした方が良いです。
抽象的な話が多ければ、具体的な話を足さなければいけないし、逆に具体的な話ばかりのことがあれば、お前の話は興味ないよということがあるわけです。
アイドルなら若くて可愛くて魅力があるから良いのですが、いつまでもそういうことをやっていると皆見ないわけなので、もうちょっと普遍性のある話題も取り扱ったりする方が良いです。
逆に普遍性のある話題ばかりやってしまうと「それは益田のチャンネルである必要があるの?」ということになってしまいます。
なので益田らしさも足していかなければいけないので、個別的で具体的な要素も入れていかなければいけないということになります。
自分の足りていないものをそうやって意識して入れてあげると良いコンテンツが出来るのではないかと思い、こういうロジックを考えました。
自己理解や他者理解は何かというと、こういう法則を自分なりに作っていく作業でもあるのです。
勉強だけではなくて創造力、ゼロ・イチで自分の中で何かを作っていく力が重要だったりするんじゃないかと思います。
前向きになる考え方
2022.2.5