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人生がうまくいかない人の特徴3選

00:00 OP
00:33 感情に支配されやすい
03:16 矛盾した情報・信号を適切に選択できない
05:05 諦め、切り替えができない

本日は「人生が上手くいかない人の特徴3つ」というテーマでお話します。

逆に人生が上手くいくというのは、この3つの特徴に当てはまらないということです。
上手くいかない人も、もっと上手くいきたいと思う人も、今回の動画を見てもらえたらと思います。

感情に支配されやすい

1つ目は、感情に支配されやすいということです。

感情に支配されると合理的な判断ができなくなってしまい間違った選択肢をとりやすかったりします。
感情に支配されやすい人は人生が上手くいかなくなってしまいます。
また落ち込みやすくなります。
一喜一憂せずに淡々とやることはとても重要です。

感情に支配されやすい人はどういう特徴があるのかというと、体質的な問題があります。

若いと感情に支配されやすいですし、境界性パーソナリティ障害のように扁桃体の力が強すぎる。

不安障害のように不安になりやすい人、生まれつき感情に支配されやすい、感受性が豊かな人というのがいます。そういうタイプはやはり人生で損をしやすいです。
感情をコントロールする技術を身につけた方が良いです。

体調が悪い時も感情に支配されやすく、一人でいる時、孤独も感情に支配されやすいです。
誰かと会話をしている時は、怒りも落ち着きやすく、不安を感じにくいです。
孤独はやはり危険で、誰かと会話をしたり誰かと一緒にいる方が感情に支配されにくいです。

あとは幼少期のトラウマです。
虐待経験があると、やはりビクッとなりやすいです。

嫌な経験を1回すると、刷り込みみたいなもので「また嫌なこと起きるんじゃないか」とワーッと思い、記憶が思い出され、感情に支配されやすい。
感情がバッと出てくる。その当時の無力だった時の辛かった思い出を思い出してしまうので、そういう人はやはり感情に支配されやすいです。

対策としてはマインドフルネスみたいなものを身につけることで、気持ちを落ち着ける、何かあってもすぐ気持ちを落ち着ける方法を身につけたり、規則正しい生活を行うことで体調管理をしっかりする、あとは、場合によっては薬物治療をしっかりすることです。

不安障害だったらSSRI。発達障害の衝動性などがあり、気持ちが振れやすいのであればADHDの治療をした方が良いだろうし、PMDD、生理の影響で気分のアップダウンが激しいのであれば抗うつ薬を使ったり、そういうことです。
薬物治療もしっかりやった方が良いと思います。

矛盾した情報・信号を適切に選択できない

二つ目は、矛盾した情報・信号を適切に選択できない、ということです。

人間の脳みそはいくつもの情報が常に飛び交っています。
お腹すいたな、食べたいな、でもダイエット中だがら食べちゃダメだな。
お酒飲みたいな、でも今仕事中だから飲んじゃダメだな、最近飲み過ぎだから控えなきゃいけないななど、単純なものからもっと複雑なものまで、どちらを優先したらいいかわからなくなる時、混乱する時というのがあります。
そういう時に適切なものをひとつ選べないというのは問題があります。

お腹すいたけど今はダイエット中だから我慢しよう、ダイエット中だけどお腹がすきすぎて頭がまわらないから今はちょっと食べるのを許して仕事に専念しよう、そういう合理的な判断ができないと人生は上手くいかないです。

強迫性障害と言わなくとも強迫的な人、自分のルールにこだわってしまったり、やってはいけないと思ってもやってしまうタイプとか、ADH(DisorderのDを抜くとADH)衝動的だったり片付けが苦手だったりする人は、やはりこういうものが苦手です。

対策としては、色々な勉強をして知識や概念を身につけたり、頭の中を整理してロジカルに考えていく技術を身につけることです。
いわゆる勉強や数学が結構大事だったりします。
学校の勉強も大事ですよ、ということです。

諦め、切り替えができない

3つ目の特徴は、諦めや切り替えができないタイプです。

人生というのは諦めなければいけないことがたくさんあります。
自分がいつか死ぬ、老化していく、病気になってしまう、別れがある、とかいろいろあります。
どうしようもないことというのはあります。
人生は諦めなければいけないことがたくさんあり、諦めた上で切り替えていかないといけません。

でもこれがなかなかできない人というのは、人生が上手くいかないです。
切り替えが苦手な人は難しいです。

切り替えが上手くいかない特徴としては、例えばナルシシズムの問題があります。
自己愛が強いタイプは切り替えができず、「何でなんだ! 悔しい」となってくると切り替えができないです。

あとは発達障害におけるAS傾向、自閉スペクトラム症の人も別の立場で考えたり、別の方面から物事を考えるのが苦手なので、切り替えが苦手です。

対応としては共同体ですね。
他人と協力したり、他者と一緒にいることで切り替えが上手くいくようになっていきます。
他人と一緒にいると「他の人はこう考えてるんだな」「他の人はこんなふうに諦めているんだな」とわかるので上手くいきます。

孤独だとなかなか切り替えが上手くいかないです。
ひきこもりの人がなぜひきこもりが悪化していくかというと、孤独だからです。

色々な人の色々な意見を聞くと、「まあ良いか」「他の人も悩んでいるんだな」「他の人も苦しんでいるけれど受け入れているんだな」「自分も問題あるけど、相手にも問題があるし、やっていくか」と思えるので、そうすることによって自分のナルシシズムという問題が相対的に小さくなっていき、AS傾向、自閉性も改善していきます。
とにかく共同体に参加していく、社会化していくことはとても重要だったりします。

人生が上手くいかない人の特徴としては、感情に支配されやすい、適切な選択ができない、諦めが苦手、切り替えが苦手、というのがあり、その対応策としては、心身のバランスを整えていく、学んでいく、そして孤独を癒していく、良い人間関係を作るということになるのかなと思います。


2022.8.29

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