今日は番外編というか、僕自身の話をします。
なぜ益田はNo.1を目指そうとかガツガツしてるんですか、ということです。
この話をしようかなと思います。
僕自身、本当のこと言うと、ガツガツというか、人に勝ちたいというのは意外とないんです。
あんまり関心がないというか、他人に対して。
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中高生の頃はふてくされていた
どちらかというと、中高生とか、ふてくされていたんです。
それはなぜかというと、自分が仲良かった友達が学校でちょっと悪いことをして、学校の先生に退学させられたり、そこでうまく自分も振舞えなかったし、よくわからなくてグチャグチャしちゃったし。
その後仲良くなった友達が学年1位だったんだよね、成績が。
もうずっと成績1位みたいなヤツで、そいつとツルむと学校の先生から「感じ悪い。お前、何なんだ」みたいな感じになって、ちょっと差別をされていたというか。
でも別にその友達が悪いわけじゃない。
だけど「何なんだ」と思ってグチャグチャしてて、結果的にその当時はふてくされてたんだよね、僕は。
もうずっとふてくされていて、真面目に生きるのではなくて、本当にふてくされていて。
文字通りふてくされてたんだけど、でも漫画を読むこと、本を読むことは好きだったから「まあ、いいや」と思って、「どうでもいいや」みたいになりながら、何かふてくされてたんだよね、ホントに。
ジャンプが好きだったんだけど、『ONE PIECE』もふてくされてたからそんな読んでなかったんだけど、『ONE PIECE』を空島編が妙に面白かったんだよね。
思春期はふてくされてたんだけど、思春期の終わりぐらいに差し迫った時に『ONE PIECE』の空島編を読んで、王道っていいな、と思ったんですよ。
王道を目指すというのが大事だなと思ったんです。
それでちょっと意識が変わって、もうちょっと真面目にやろうと思って、真面目に生き始めて、勉強をしたりし始めて、結局ふてくされてる大人と一緒になっても仕方ないんじゃないか、と思ったんだよね。
それで王道を目指すというか、そういう思いが実はあったんだよね。
最後は、高校3年生の時は、先生たちもそんなに僕に悪くして来なくて、優しい先生もいたし、自分のことを買ってくれる人もいたのよ。「益田は頭いいからさ」と言ってくれる先生もいたんだけど、時々。
本当に成績良かったんだよね。
あんまり勉強しなくても良い成績を取るときが時々あったから、僕は。
それで気に食わないと思ってる人もいたし、色々あったんだけど、たぶん。
でもちょっと頑張ろうかなと思ったんだよね。
でも頑張ろうと思っても何かよくわかんないけど、ちょっとひねくれてるから。
結局東大も落ちちゃうし、東大受かっても防衛大へ行ってしまうし、行かないし東大も。
自衛隊に入って軍隊へ行くんだけど、そこも結局向いてなくて、ふてくされるというか。
しょっちゅう僕、ふてくされるんだよね。
意外とうまくいかなかったりするとふてくされるんだけど。
体育学校で学んだこと
でも自衛隊の時に、体育学校へ行かせてくれるのよね。
そこでレスリングの練習をさせてもらったりしてた時に、やはりチャンピオンというのは違うんだ、ということをすごく教わったんだよね。
1位と2位は全然差はないかもしれない。
金メダルに銀メダルは本当は差はないかもしれない。
たまたま運で金かもしれないけれど、実は実力というのは凄い差があるんだよ、1位と2位は全然違うんだよ、ということを色々な人から教わったんだよね、その時に。
1位を目指せ、絶対1位になれなくても1位を目指すことの素晴らしさを教わったというか。
自衛隊の何か、その時は凄く良かったんだよね、僕の中で。
だからふてくされなくなってきてるんだよね、そこで鍛えられて。
結局医者になっても、別に1位にならなくてもいいんだけど、1位を目指すこと、負けないようにやらないと失礼じゃないかと僕は思ってるんです。
そこはすごく常に思ってるんです。
別に1位じゃなくていいんだけど、でもやはり患者さんにとって、ウチの働いてくれるスタッフにとって、そういうもんじゃないかなと思っていて。
別に自分のためというわけじゃないんだけど。
なれないならなれないでいいんだよね。
なれなかったら僕の能力というか、運の問題など色々あるから、別に周りの人も納得してくれるというか。
だけどそれを目指さないというのは何かこう失礼さがあるというか、それは何か僕なりの解釈なんだけど、そういう感じです。
だから結構、ここは常に僕が思うことだね。
そういう意味でやっているという感じだね。
結局、やはり僕は王道がだんだん好きになってきて、フロイトも1位を目指したし、19世紀や20世紀のあの熱さは、僕好きなんだよね。
ふてくされだと駄目だなと思って、そういうことを思っているという感じです。
ちゃんと全力を尽くすことは大事
でも結局、今はこういう立場でもあるし、医者の世界は放っておいたら結構1位になるんだよね、誰でもが。
医者は少ないから数が。
分野は一杯あるから、何かやっていればその道のトップになるんだよね。
その地域のNo.1やその分野のNo.1にはなるので、そういう中で、やはりちゃんと全力を尽くすというのは大事かなという風に思ってるという感じです。
でも別に健康を壊してまでとか、自分がすごく損をしてまで1位になりたいとか、そういうのは全くないです。
ナルシストっぽいと言えばナルシストっぽいんだけど、ナルシストともちょっと違うんだよね。自己愛じゃなくて、もうちょっと違う生き方というか、ASDの使命感というか、そっちの方が近いんだけど、そういう思いでやってます。
だから時々このガツガツさが、確かに人にとっては凄く責められているような感じがしたり、ナルシスティックに見えるし、謙虚さがないような感じに見えるかもしれない。
でもまだ若い分、若くもないけど、若いから1位を目指すというのがいいかなと思ってます。
1位を目指すということの正しさというか、結局、正しさは不純物が混ざってくるんです、どんどん。
混ざらないようにするためには、競争や目指すということがすごく重要で、切磋琢磨することが大事だと僕は思ってるので、そういう意味でやっているという感じです。
色々な手段がありますけど、でもこういうことはすごく治療上重要なんじゃないかなと思うんです。
こういうものが最期の一手となって、患者さんの命を引き留めるとか、治療に繋がる時もあったりするので、結構大事です。
ふてくされてたし、すごく自衛隊好きだったんで、本当に学ばせてもらったというか、色々思いますけど。
また次の世代とかもありますからね。
ということで、なぜガツガツしてるかという話でした。
精神科医の裏側
2023.12.10