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承認欲求が満たされない原因 父親との関係をどう理解すればいいか、精神科医目線で解説します

00:00 今日のテーマ
02:56 父親とは
06:56 男性から見た子ども
08:35 父と同一化、父と別れる・父殺し

承認欲求に関する動画の3回目です。今回は「父親との関係」についてです。シリーズ物にすると閲覧回数が落ちるのですが、頑張ってやります。

1回目(概論)
2回目(母親との関係)

承認欲求という欲望は犬ぞりの犬のようなものなので、うまくコントロールしなければなりません。方向性や学びを与えてくれるドライブでもありますが、コントールできないとそれに支配されてしまいます。

また、承認欲求は投影・混同されやすく、本当は母親に優しくしてほしかった、父親に認めてもらいたかったというのが満たされずにそれを恋人に求めてしまうといったことが起こりやすいです。

父親とは

分析的なファンタジーではあるのですが、特徴を3つあげます。

・母親の独占を妨げるもの
子どもから見たら母親は万能なので独占したいものなのですが、それを最初に妨げるのが父親で、嫉妬の対象になります。

・社会のルールを強制する
家のルールを押し付けてくるので恐怖であり屈服感があります。ルールを教えるのが父親ではなく祖父母や母親であることもありますが、その場合は父的な母とも言えます。

・集団、組織に組み込まれる
長男だからこうしろ、次男ならば長男を立てろ、父親は一番偉いのだなど。父親は母親よりも共感力が低いため、子どもの万能感は奪われ屈辱を覚えます。ただ、社会に出ていくために必要なものではあります。

父親的なものは精神科医と似ています。共感もするけれど指導的なところもあり、再診予約といったルールもありいつでも会えるわけではありません。また病気の時は周囲に心配されるなど疾病利得というある種の万能感がありますが、精神科の診察では万能感を否定されることもあります。

男性から見た子ども

・男の子
メリット:かわいい、仲間
デメリット:邪魔、自分の地位を奪うもの

・女の子
メリット:かわいい、守るもの
デメリット:嫌われる(思春期)、妻の協力者(母親の味方)

子どもから見るとこういったことがうっすらと見えてきます。

父と同一化

父親とは正論を言うだけの怖さではなく、人間味のある怖さでもあります。それがゆえに父と同一化し、手下に成り下がるということもあります。マゾヒスティックな欲望に流れすぎてしまいます。
そうすると自信がない、父親がいないと決められない、攻撃性が自分や弱い人に向かうということが起こります。

父と別れる・父殺し

お前なんか嫌いだと父親と別れる、いっそのこと父親をやっつけてしまうという場合は、罪悪感を感じたり、弱さを抱えられない(弱い部下を受け入れられない、問題がある状態を受け入れられない)といったことが起こります。
そのほかに、攻撃性が権威や強いものに向かっていく(ジャーナリストになって戦う、出世)こともありますが、勝ち続けることはできないのでいつかは負けてしまうというパターンもあります。

結局、父親は母親ほど優しくないということです。いつも不満が残るというのが父的なものでもあるし、それが魅力、面白さでもあります。
息子の場合は父親を倒す、屈服するとなるのですが、女性の場合はもう一つひねりがあって性をうまく利用するという問題が絡みます。

以上、承認欲求の問題としての父親的なファンタジーを思いつくままに語ってみました。


2021.1.4

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