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結構、失敗しているよ、という話

01:15 何度も失敗をしてきました
03:04 配られたカードの中で頑張る
07:01 すごい人も悩んだり失敗したりする

今日はみんな「たくさん失敗しているよ」という話をしようと思います。
患者さんからたまに「先生って、冷めてますよね?」とか「人間を諦めてますよね?」と言われます。
「でも自分は諦められないんです」「どうしてもこだわってしまうんです」と患者さんは言います。
特に若い患者さんからが多いです。
そのような話を聞いたときに「そうだな…」と思います。

何度も失敗をしてきました

僕自身は苦労しているかどうかわからないですが、失敗は何度もしていますし、負けも経験しています。
医学部の時は周りの医大生、今だったら周りのドクターを見たりしていましたし、自衛隊の時は寮生活で皆と密集して生活をしていました。

そういう中で、自分は大したことないなとか、自分の能力は劣っているなということがすごくわかります。
そのような経験の繰り返しのなかで、社会全体で見直したときに自分の立ち位置はここだろうとか、これくらいの能力だからこんなもんだろうなという予測力がついていくのかな、と思います。

患者さん(もちろん診察だけでその人の伸び代がわかるわけではありませんが)は、すごく大化けしたり大成功をすることが「ない」人の方が一般的なので、僕の目の前の患者さんもそういうことはなく平凡な人生を送るのだと思います。
今は平凡な人よりもちょっと不幸というか、そういう生活を送っているのですよね。

配られたカードの中で頑張る

やはり「配られたカード」の中で頑張れば良いのではないかと僕は思います。
僕も負けず嫌いなところがあって、負けたくない、上手くやりたいと思うのですが、でもやっぱり配られたカードが悪いと、ちょっとこれは勝てないなということもあります。

自分の手札だけを見ていると「これを頑張ろう」と思うのですが、相手の手札が見えてくると「あれ?これ、だいぶ努力してもうまくいかないな」と分かるわけです。
そういう視点は結構大事ですよね。

寮生活では、先輩や後輩に理III(東大医学部)を落ち防衛医大に来た人もいました。プロのスポーツ選手の一歩手前まで行った人、ものすごいお金持ちで働かなくても食べていけるだろうという人、お金どころか上流国民の人もいました。それは防衛医大の中だけではなく、他の医学部や医大の先生の話からもよく聞いたりして。
越えられない壁のようなものがあって、すごいなと思ったり。

「益田はお金の話をよくするなと」思われているかもしれません。
「自分の主治医はそんな話をしない」とコメントをもらうこともあるのですが、その先生はめちゃくちゃ資産家かもしれません。
医者を趣味でやっている人もいますから。
僕は庶民の出なので、小さいところからコツコツと計算しながらやらなければいけないですし、能力も普通の医者ですから手加減してほしい。

「益田って変わってんな」とよく言われるので僕と同じような人はあまりいないと思いますが、僕自身それは生き残りの結果だったりします。「もともと変人」という説もありますが、生き残りの結果なのかなと思います。

大人になって色々な分野の人と喋っていると、出世した人や成功した人でも「僕もそうだよ、すごい失敗してきたんだよ」ということをよく聞きます。ラッキーなだけだったということもよく聞きます。

すごい人も悩んだり失敗したりする

そして先ほど挙げた一見すごいなという人たちも、結構失敗しています。色々なことで悩んだり失敗したりして、「益田がうらやましい、自由でいいな」と言われることがあります。僕から見たらあなたの方がよっぽどうらやましいよと思うのですが、人それぞれというか、人生ってそういうものなんだなと思います。

結局相手のことをどこまで考えても相手にはなれないですし、自分に配られたカードの中で頑張るしかないので、その中で幸せな道を探しているという感じです。その配られたカードの中で幸せを探すには、失敗をたくさんすることも仕方がないよ、ということです。

みんなたくさん失敗しています。そのようなことも大事です。
もちろん失敗で心の傷を負うのは嫌だなと思うのですが、失敗をたくさんしろということではなく、ほどほどにやっていけば良いのではないかと思います。


2021.5.29

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