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抗うつ薬はいつまで飲むべきか、解説します。うつ病の再発防止

01:13 うつ病について
02:09 どれくらい通院すれば良いのか
02:39 再発危険因子

※動画の内容に一部訂正があります※

今日は「抗うつ薬はいつまで飲むべきか」をテーマにお話しします。

うつ病が良くなった後も再発予防として抗うつ薬をしばらく飲み続けるのですが、どれくらいの期間飲めば良いかわからないと思います。
主治医の先生も「うーん、まだまだだね」と言ったりして、一体いつまで飲めば良いのかと思うでしょうし、薬に依存したくない患者さんも多いと思います。

結論として「年単位」と言われます。びっくりしますよね。
これは僕が勝手にそう言っているのではなく、ガイドライン上そうなのです。

うつ病について

うつ病が良くなった48~60週後も良い状態を維持している人は67%しかいません。
30%以上の人は再発しています。

(STAR*D の67%は、Step1からStep4までの1年間で「一度でも寛解したことがある参加者」の累積値です)

また、5年の再発率は40%以上です。
うつ病から躁うつ病への診断変更も5~10%あります。

うつ状態に戻りやすく、また躁状態に移行することも多いということです。
ですから通院をしばらく続けましょうと言われています。

どれくらい通院すれば良いのか

具体的にどれくらい通院すれば良いのかというのは、ガイドラインに明記されています。

<パターン1:初発の場合>

うつ病になったのが初めての場合、「4~9ヶ月」は継続しましょうと言われています。
急性期と同じだけの抗うつ薬を飲んだほうが良いと言われています。

<パターン2:再発例>

再発した場合は「1~3年」継続した方が良いとされています。

再発危険因子

迷うのは「初発なんだけど、どうも再発しそう」という時です。

再発しやすいのはどのような人かというと、「内因性らしさ(うつ病らしさ)」がある人です。
うつ病らしさとは「脳病としてのうつ病らしさがあるかどうか」です。

・薬剤抵抗性(3ヶ月~)
なかなか薬が効かなかった人

・家族、遺伝負因
家族の中にうつ病の人がいる人

・慢性化
うつが良くなった後もだらだらと落ち込みが続く、急性期ほどは悪くないけれどなんか悪い状態が続いている

・中高年発症
40代~50代で初めてうつになった人

・妄想の有無
うつが酷い時に心気妄想(他の病気があるのでは)、貧困妄想(家にお金がない)などの妄想がある場合

このような場合は再発しやすいと言われているので、4~9ヶ月よりも長く飲んだ方が良いという判断になります。

この話を患者さんにすると「先生、そんな酷なこと言わないでくださいよ。なんでいつまでも飲まないといけないんですか」と言われるのですが、再発が多いので薬はきちんと長く飲む必要があります。


2021.8.5

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