東西線「早稲田駅」徒歩1分。夜間・土曜も診療。心療内科・精神科。自立支援対応

WEB予約はこちら

再診患者専用

03-6233-9538

予約制:木・日・祝休診

0362339538
初診WEB予約

  

再診患者専用TEL

03-6233-9538

精神科医が教える、休日なのに疲れが取れない理由、対処法

00:26 見直すこと
02:31 問題が解決していない
03:41 何に問題があるのか?

今日は「休日なのに疲れがとれない理由」を解説します。

休日を挟んでもなかなか疲れが取れない場合、以下のことを検討してください。

見直すこと

・アルコールや食事
お酒をたくさん飲んでいる場合、休んでも休まりません。
当たり前ですがお酒は毒ですから、お酒を飲んでいると疲れは取れにくくなります。
食事も脂っこいものなど胃腸に負担がかかるものを食べると、疲れが取れにくくなったりします。

休日なのに疲れが取れないと言って、日中からちびちびお酒を飲みながらスナック菓子を食べたりしてると、疲れは取れません。

・睡眠と運動
睡眠が短すぎればなかなか疲れは取れませんが、かといって長く寝れば良いというものでもありません。
8時間前後の睡眠と15分~30分くらいの昼寝を取ることが大事です。

日中にずっと横になっているとなかなか疲れは取れません。
カウチポテトのようにソファーに横になってNetflixを見たりしていると、疲れは取れません。
起きて家事をしたりウォーキングなどの運動をすることで疲れは取れます。

・スマホ、ゲーム
スマホやゲームを長時間している場合は、当たり前ですが疲れは取れません。
スマホ時間は見直してください。休みの日にスマホとゲームを合わせて10時間以上やっている人は結構います。

1日スマホを10時間もやっていたら、そりゃあ疲れは取れないだろうと思いますよね。
でも意外と見落としている人がいます。今すぐチェックしてください。

問題が解決していない

もう少し重要な問題は、問題が解決していないということです。

問題を抱えていたら休みがあっても疲れは取れません。ですから、問題を解決しないといけません。
ですが問題は全て解決できるわけではありません。

解決できないけれど、
・あやふやな状態にしておかない
・整理されていなかったら整理する
・見立てをつける
といったことが大事です。
不安を紙に書いて可視化する作業が重要です。

後はテスト前や締め切り前など、一時的ですがどうしても不安や焦りがあります。
これは仕方がないので割り切ることも大事です。
でも、割り切るためにはきちんと紙に書いて可視化できている、頭の中で整理できていることが大事です。
そうすることでプレッシャーが小さくなります。

何に問題があるのか?

自分の人生において何に問題があるのかわかっていない場合、整理することが大事です。
具体的にどのように整理すれば良いかと言うと、僕がお勧めしているのは「人生で大事な7つの領域」を一度書き出してみることです。

・健康
・家族
・友人、パートナー
・仕事
・お金
・学び、成長
・趣味

これらについてどのような問題があるのかを整理して書き出します。

人生というのはあまり楽なものではありません。
今が楽しいということはあまりないのです。
でも未来はもっとこうしたいという「進む力」があることで、ようやく進めるものです。

ですから疲れというものは取れません。死ぬまで取れなかったりするので、この疲れは未来のためなんだと思うことで人はようやく進むことができます。

自転車と同じで、その場で漕がずにバランスを取ろうとしても難しいのです。
進んでいくということが重要です。

自分はどんな人生を送りたいのか、7つの領域の全てで明確な目標がある必要はありませんが、何か自分にとって大事なこと、これからどうしたいのかが1つでもあると疲れが取れやすくなりますし、休みの使い方も変わってくると思います。

一度言語化して整理しておくことをお勧めします。


2021.11.20

© 2018 早稲田メンタルクリニック All Rights Reserved.