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アトモキセチン(ストラテラ)の副作用を説明します

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00:00 今日のテーマ
00:40 アトモキセチン
01:50 ADHDのメカニズム
03:43 神経伝達とノルエピネフリン
05:02 なぜ副作用が出るのか
06:19 副作用への対策
07:34 副作用の詳細

※※※特定の薬を推奨するものではなく、症状に合わせて、最適な薬は異なります。主治医とよくご相談ください※※※

今日はADHDのメカニズム、ストラテラ(アトモキセチン)の作用、そしてストラテラの副作用を解説してみようと思います。患者さんだけでなく、ご家族や支援者の方にもご覧いただけたらと思います。

アトモキセチン

ADHDの薬にはメチルフェニデート、グアンファシン、アトモキセチンの3つがあります。
アトモキセチンは良い薬なのですが、効果より先に副作用が出てしまうのでなかなか飲み続けてもらえません。ですのできちっとした説明が必要だと思っています。メチルフェニデート(コンサータ)と効果もほとんど変わりませんし、依存性も低いです。

ADHDのメカニズム

発達障害の症状の二大巨頭が、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)です。ADHDの特性は多動・衝動性・不注意です。

脳の前頭葉は感情や衝動のコントロールをする場所なのですが、ADHDの人はそこの部分のノルエピネフリン(NE)が不安定だと指摘されています(諸説あります)。そのため衝動的であったり、不注意であったり、感情のコントロールがきかなかったりすると言われています。
ノルエピネフリンを安定化させることによってADHDの症状を改善させていこう、二次障害としての気分障害も改善していこうというのがアトモキセチンの作用です。

神経伝達とノルエピネフリン

神経伝達は電気信号で伝わり、神経細胞から次の神経細胞に移るときに化学物質になりまた電気信号で伝わって行くのですが、その化学物質の1つがノルエピネフリンです。ADHDの場合はこのノルエピネフリンの量が非常に多かったり少なかったりと安定していません。

そのため、ADHDの人は少ない方に合わせて受け取る側の感受性が高いと考えられています。ですから多すぎるときは衝動的に動いてしまいます。蛇口の調整を細かくできない感じです。
アトモキセチンは、ノルエピネフリンの量を増やし安定させていくことを目指します。

なぜ副作用が出るのか

放出されたノルエピネフリンが無駄にならないように回収する装置があるのですが、アトモキセチンはその回収を止めてノルエピネフリンの量を増やします。ただ最初は感受性が高いところにノルエピネフリンが出るので副作用が出ます。

飲み続けると感受性が下がっていき、ノルエピネフリンの量も安定し、眠っていた遺伝子が動き始めます。そうすると前頭葉のシナプスが伸びていき、活性化してスッキリしていきます。

副作用への対策

最終的な目標は1日80〜120mg飲むようにしたいのですが、急に増やすと気持ち悪くなります。ですので段階的に増やして行きます。薬の添付文書だと40mgからスタートするとあるのですが、40mgからスタートすると気持ち悪いと言う人が多いため僕は20mgからスタートしています。効果が出る人ほど副作用が出やすいので、なおさら少ない量から始めるのが良いと思います。

副作用の詳細

副作用を具体的に説明します。
・消化器系:吐き気、食欲低下など
・交感神経系:動悸、不眠など
この辺りは感受性が下がってくるので大丈夫なことも多いです。

ただ、性機能障害やイライラ、躁転といった副作用が出たときは中止を検討します。主治医の先生とよく相談してください。
また、あまりにも気持ち悪い場合なども、薬はガマン比べではないので主治医の先生に相談して調整しがら少しずつ増やしていっていただければと思います。

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2020.12.28

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