今日は承認欲求シリーズの4回目「パートナー編」です。文献があるとか科学的エビデンスがあるという話ではないので、話半分に聞いてください。
人間とは脳みそのでかいお猿さん
恋愛に関するゲームは2つに分けられます。
・Game1
1つ目はパートナーを獲得するまで流れです。
ライバルよりも優位になり、集団の中から一人を選び、その一人から好かれるというゲームです。
・Game2
自分の身を互いに削りながら次世代に投資し、それによって家族という組織を大きくするのがGame2です。
Game1、Game2とドライブするように道筋に乗せないといけません。ライバルに勝つのも承認欲求ですし、集団の中から良いパートナーを見つけてくることも承認欲求です。その相手から愛されることも大事です。
次のフェーズでは、次世代の子どもである彼らが承認されればされるほど嬉しいわけです。より優秀であったり、エネルギーがある方が良いので、自分たちの身を粉にしても投資したいという欲望を人は持ちます。。投資>見返りです。家族、親戚、会社も大きくなるほど良く、そうすると承認欲求が満たされます
誤った承認欲求
・必要以上にライバルに勝たなければいけないと思っている
基本的にパートナーは一人に一人与えられるように作られているので、基本的にはそれほど勝つ必要はありません。
・ひとりの価値をはかり損ねる
それほど勝つ必要がないのに見誤ると、必要以上にパートナーを理想化したり価値がないと思ったり、相手の価値をはかり損ねてしまいます。自分の承認欲求を満たすために若くて優秀で綺麗な人を求めることもそうですし、もっと強くてお金持ちの人を求めて自分のパートナーを惨めだと思ってしまうこともそうです。
・「自立した個人」同士を忘れる
恋愛ゲームを始める前に、そもそも親や友人から自立した自分である「Game0」というのがあります。自立した個人同士であることを忘れてしまうと、承認欲求がぐちゃぐちゃになってしまいます。もちろん100%の自立はありえませんが、前提として自立した個人であることは大事です。
・Game2からGame1に戻る
子育てしているGame2にいると思ったら、やっぱりGame1を楽しみたいといった状態です。
・Game2のルールを忘れる
見返りがないというそもそものルールを忘れてしまうことがあります。
・肥大化した疑似家族
組織化に夢中になり、肥大化した疑似家族に夢中になってしまうパターンがあります。子ども達はいつか巣立っていくので、幸福という見返りはあるかもしれませんが、現実的な見返りは少ないです。それに比べれば、会社や株といったものは現実的な見返りが大きいともいえます。この辺りのバランスは大事です。
・Game1とGame2を混同してしまう
親に認められたいというのをパートナーや子どもに求めてしまうなどぐちゃぐちゃになっている状態です。
・ゲームクリアより承認欲求が強い
Game1とGame2をクリアすれば良いのにレベル99を目指してしまう状態です。
ゲームはクリアすれば良いので完璧な勝利を目指す必要はないのに、レベル99まで上げてからでないとボスを倒しに行けないと思ってしまう、貴重なアイテムを残したままボスを倒そうとして絶滅してしまうなどが起こります。
人間には寿命や老いも病気もあるのでゴールすれば良いだけなのですが、ゲームクリアよりもレベル99を目指してしまうことがあります。僕もやりこみ派なのでそうなのですが…。
恋愛関係の話はややこしいので避けていましたが、今後は少しずつ話しても良いのかなと思います。