今日は承認欲求の5回目「上司・職場編」です。今回も雑談と思って聞いてください。
■合理的に考える
合理的に考えるとは、ある種の定義をつけて「欲望やバイアス」を減らしていくことです。
■会社、仕事とは?
・ビジョンに人が集まり、社会へ価値を提供するもの。一人でできることには限りがあるので集団でやる。
・価値提供の見返りとして対価・お金をもらっている(契約)
・コミュニティ、メンバーシップなどのアイデンティティを与えてくれる時代ではない。(あの会社で働いていれば尊敬される等)
承認欲求はドライブ・スパイスとしては有効ですが、本質とは違います。
促進させる部分はありますがそれに振り回されてはいけません。
承認欲求に振り回されるとは
・社会価値を生まない仕事だが、上司に好かれる仕事をする。(上司にも感情がある)
飲みに行くなど、上司に好かれるための行動は本質を逃してしまう。
・死ぬまで働かせる職場(会社は倒産できない?)
1位であることは尊く、それを目指す意味はあるけれども、それは死ぬまでやることですか?死ぬまで働かせるとはどういうことなのかということです。死ぬくらいなら負けを認めて撤回する方がいいのではないかということもあります。
・残業、出世は対価として見合うのか?という問題
・倫理的に正しくないが、承認欲求を満たすために部下をいじめる
・承認欲求を満たすために、会社内で恋人や不倫相手を探す。これはパワハラ、セクハラです。
・本質を見誤り、目前の承認欲求に従ってしまう。これも人間にはよくあることです。
逆に
・自分の目的があからさますぎて、相手に嫌われたり利用されることがあるのでは?
この会社でスキルを身につけ経験を積めたら辞めるという前提では、嫌われたり逆に利用されたりします。
・集団心理、本能に身を任せた方が良い場面も多い
頭で考えていることは正しいようで正しくないことも多く、無意識的にやっていることが正しいことが多いです。疑いつつも集団心理に従ってしまうことが多いです。
・いじめを見逃すのは平社員に責任があるのか?
会社内で不倫相手を探している人や部下をいじめている人を見たときに、平社員や部下はどう対応すべきでしょうか。倫理的な責任はあるにしても、職権上の責任はないわけで、この辺もややこしくケースバイケースです。
会社は複雑なルールが絡み合っているので、これまでの単純な承認欲求とはまた違う世界です。
承認欲求というドライブをうまく利用しながら、うつにならないように生活していければよいのではと思います。