うつ病, 発達障害, 社会保障、福祉、連携, 適応障害
今日は就労移行支援について解説してみようと思います。
就労移行支援とは民間企業による非営利活動です。誰もが知っている大手企業が経営しているところもあります。施設によって、職場のトレーニング、エクセルの使い方、コミュニケーションスキル、プログラミングなど多種多様なプログラムが提供されており面白いです。利用対象者は精神が原因で無職になった方や休職中の方となります。休職中の方に関しては自治体によるので確認が必要です。
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専門家によるサポート
うつで休んだ場合や発達障害がありなかなか就職が難しい場合、診察だけではうまくいかないことも多く、専門家のサポートを借りながらリハビリも兼ねてスキルアップしていく必要があります。診察以外にカウンセリングやデイケアなどもありますが、就労移行支援の場合は民間企業がやっているのでオリジナリティがある良いプログラムもあり、うまく組み合わせるとより高い効果が得られます。
サポート内容
サポート内容としては、相談、就職活動のサポート、模擬職場でのトレーニング、定着支援などがあります。模擬職場のトレーニングというのは多様で施設によって違いますので、ご自分に合ったところを選ぶと良いと思います。
料金は0〜37,200円と幅があります。37,200円だとしても月〜金で朝から1日見てくれるので安いと思います。
利用するには
利用したい場合は、主治医の先生と相談しつつ「お住まいの地域 就労移行支援」などで検索すると良いと思います。複数の施設を見学、体験してもらい、利用するところが決まれば行政窓口に申請します。申請書類に関しては就労移行の方にサポートしてもらいながら作成します。
こうして体験利用をしながら、1〜2ヶ月過ぎた頃に受給者証が交付されます。そうすると利用開始となります。
休職が長引いている場合は、こういったものを擬似職場としてトレーニングするのが良いと思います。民間企業といっても福祉関係の人なので皆さん優しいです。そのような環境で人とのコミュニケーションや温かみに触れながらトレーニングをすれば、復帰後もやりやすいのではないかと思います。
もともと発達障害がベースにある場合はコミュニケーションの取り方がわからないことも多いので、特性をわかった人が手取り足取り教えてくれると仕事もしやすくなるのではないかと思います。
精神科の治療は診察室の中だけでなく、このようなサポートを組み合わせながらやっていくことが大事だと思います。
うつ病, 発達障害, 社会保障、福祉、連携, 適応障害
2020.12.24