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眠れない人必見。睡眠薬について精神科医が解説します

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00:00 今日のテーマ
03:05 睡眠薬の種類
05:02 効果
06:19 薬について

皆さんは眠れていますか? 日本では5人に一人は睡眠に何らかの問題を抱えており、20人に一人が睡眠薬を使用しているというデータがあります。

よく眠るためにはまずは自律神経を整えることで大事です。そもそも自律神経が乱れているとなかなか眠れません。自律神経を整えるには、歩く、お風呂に入る、ストレスを減らす、カフェインやニコチンを減らす、アルコールを控えるなど規則正しい生活が大事です。

ですが、精神の病気が重いときは規則正しい生活を送るのは難しいものです。そのような時は、抗うつ薬以外にも睡眠薬も使うと治療効果が高まります。
また、アルコール依存症で毎晩寝酒のようにお酒を飲んでいた人には、夜は魔がさすことが多いので睡眠薬を使ってしっかり寝てもらうという治療もします。発達障害の人は生活リズムが崩れやすいので、睡眠薬を使って生活のリズムを作ることもします。
一度リズムが整って規則正しい生活ができるようになれば、睡眠薬を抜いた後も継続していくことができますので、睡眠薬というのは精神科治療の基本の基本といえます。

睡眠薬の種類

睡眠薬は大きく分けて3時間タイプと6時間タイプの2つがあります。短いタイプの方は「入眠剤」「導入剤」と言うこともあります。
薬によってベンゾジアゼピン系(BZD系)、非ベンゾジアゼピン系、新薬系、その他に分かれます。

患者さんによっては市販の薬を使ったりするのですが、市販の薬よりも治療効果が高いですし、値段も高くないので処方してもらった方が良いかと思います。

効果

6時間タイプは寝入りが悪いのではないかと心配される方も多いのですが、アメ玉を想像してもらうとわかるように、大きいアメ玉だから最初は甘くないということはありません。最初から効きます。

早朝覚醒型(寝られるが、早く起きてしまう)の人は、「短いタイプで大丈夫なのですか?」と心配されますが、最初にグッと深く入りこめばスーッとそのまま眠れます。プールの潜水のように浅いとすぐに浮いてしまいますが、最初に深く潜ればそのまま潜水できます。

最初は短いタイプを使うのが原則です。

薬について

ホワイトボードに薬の一覧を書きましたのでご覧ください。黒字がジェネリック(一般名)、青字が代表的な商品名です。

ベンゾ系は耐性がつきやすい、依存になりやすいと言われるため、ベンゾ系よりも非ベンゾ系が好まれますし、非ベンゾ系より新薬系が好まれます。とはいえこの辺りは難しく、ベンゾは良くないけれど臨床的には使いこなす必要があります。

非ベンゾ系の中でもゾピクロンは短いです。6時間タイプはありません。

一番大事なのは新薬系です。非ベンゾ系と言えども依存性があったり耐性がつきやすいので基本的には新薬系を使いこなすのが今の精神科の主流かと思います。

ラメルテオン(ロゼレム)は高齢者の不眠症ではファーストチョイスです。入院患者さんのせん妄の予防に使うこともあります。
オレキシンというのは目を覚ますホルモンなのですが、それをブロックする薬としてはレンボレキサント(デェビゴ)、スボレキサント(ベルソムラ)があります。

睡眠薬は表の上3段から2つまで使うことができます。ただし、同じグループの組み合わせだと効果が薄いので、違うグループで組み合わせます。ベルソムラとマイスリー、ベルソムラとレンドルミンといった具合です。

その他に、睡眠薬ではないけれど副作用を裏技的に使うものもあります。
漢方では抑肝散、抗うつ薬のミアンセリン、トラゾドン、ミルタザピン、抗精神病薬ではクエチアピンです。

うつがひどい時は本当に寝られません。気分はなかなか改善しなくても眠れるだけでずいぶん違いますので、睡眠薬をきちんと使いこなせると良いと思います。

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2020.12.14

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