宇多田ヒカルが9年受けている精神分析とはどんな治療なのか?
インタビュー記事全文 https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/in-my-mode 精神分析については記事の中盤から。 今日はですね、宇多田ヒカルのインタビューについて話そうと思います。 宇多田ヒカルが9年近く精神分析を受けているという記事を皆さんと共有したいなと思います。 …
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東西線「早稲田駅」徒歩1分。夜間・土曜も診療。心療内科・精神科。自立支援対応
インタビュー記事全文 https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/in-my-mode 精神分析については記事の中盤から。 今日はですね、宇多田ヒカルのインタビューについて話そうと思います。 宇多田ヒカルが9年近く精神分析を受けているという記事を皆さんと共有したいなと思います。 …
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今日は防衛機制の第2弾、「神経症的防衛機制」について解説しようと思います。 防衛機制とは 復習になりますが、防衛機制とはこのようなものです。 ・ストレスがあった時の反応 ・無意識的なもの ・原始的(病的)なものから成熟したもの(理想的)まである ・精神分析の概念から広く一般化 成熟した防衛機制→神経症的防衛機制→未熟な…
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今日は防衛機制の中でも「成熟した防衛機制」について解説したいと思います。 人生で起こる問題に対してどのように距離を取るのか、解決していくのかの答えが成熟した防衛機制です。人生において問題や悩みがなくなることはありません。悩み続けるのですが、うまいかわし方とそうでないものがあります。 防衛機制とは 防衛機制は精神分析…
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今日は「臨床的には『タナトス』をこう見ている」ということを語ってみようと思います。 2020年の紅白にも出場したYOASOBIに「夜に駆ける」という曲があります。この曲は星野舞夜さんの「タナトスの誘惑」という小説にインスピレーションを受けて作られた作品です。曲調はポップなのですが歌詞は暗く、20歳くらいの方が作っている…
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今日は「ヒステリー」について語ってみようと思います。 ヒステリーという女性がワーッと金切り声を上げるようなイメージがあるかもしれませんが、これは誤解です。正確にいうと、脳や身体の異常がないけれど心身の機能を損なっている状態をヒステリーと言います。今は女性の金切り声のイメージの方が強くなってしまったので、ヒステリーという…
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今日は「投影」「転移」「同一視」「投影同一視」の解説をしてみたいと思います。この辺りの言葉の使い方は本当に難しいので、YouTube用に少し直しています。大雑把にでも理解してもらえたらと思います。 投影や転移は精神科のカルチャーでは非常に重要な概念です。精神分析だけのものではなくメンタルヘルスを扱う領域では当然の常識と…
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今日はリクエストいただいた「フロイト、アドラー、ユングの理論の違い」を話してみようかと思ったのですが、とても難しくてうまく喋れませんでした。そこでリクエストと少し違うのですが、僕が臨床家としてこの3者をどのように理解しているのかを語ってみようと思います。その人の人生を見ながら理論を語るのは大事ですし、理論以上にその人の…
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母親や恋人としか仲良くできない人について、どういうことか一緒に考えてみたいと思います。 今週、診察の中で母子密着の話題が出たり、小松さんとのラジオの中で嫉妬や憧れに関する話をしたりしたのですが、うまく話せなかったのでもう一度動画にしてみます。母親を憧れているが故に恐れていたことに気づかれた患者さんもいました。 基本的に…
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嫌ならやめたら良いのにやめられないという人がいます。その理由をMECE(ミーシー)に基づき考えてみたいと思います。もれなく考えるために、フロイトの自我・超自我・リビドーを使います。 超自我の問題 超自我というのは、人間の心の中にある親のしつけや、教師の教え、社会のルール、こうあらねばならないというものです。超自我が厳し…
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「ドクターポジション」という言葉を通じて、精神科医をどこまで信用すれば良いのかということを一緒に考えてみたいと思います。 よく「中道」という言い方をしますが、白でもなく黒でもなく、世の中は絶妙なバランス感覚で成り立っています。いわゆるグレーにあたる部分が最適解ですが、それは時代によっても変わっていきます。真実はそこにあ…
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