うつ病を漫画で理解するならこれ。「うつ病九段(先崎学)」を紹介します
今日はクリニックの待合にも置いている、先崎学さんの「うつ病 九段」を紹介します。棋士である先崎さんがうつ病を経験した際の手記です。この本はうつの患者さんから「勉強になったので先生も読んでください」ともらったものです。(医者は患者さんによって育てられる面が多いにあります。)漫画になっていたので今回は漫画の方を読みました。…
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東西線「早稲田駅」徒歩1分。夜間・土曜も診療。心療内科・精神科。自立支援対応
今日はクリニックの待合にも置いている、先崎学さんの「うつ病 九段」を紹介します。棋士である先崎さんがうつ病を経験した際の手記です。この本はうつの患者さんから「勉強になったので先生も読んでください」ともらったものです。(医者は患者さんによって育てられる面が多いにあります。)漫画になっていたので今回は漫画の方を読みました。…
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うつや適応障害での休職後、復職に向けて準備を進める際の流れについて説明します。うつの初期の方に復職の流れをイメージしてもらえたらと思います。 他の動画でうつ病の治療の経過を説明しているものがあるのですが、③の回復期から復職の準備を始めます。④になってから始めるのではなく、回復してきてまだちょっと自信はないけれど、という…
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うつや適応障害が発症してから良くなるまでを解説します。うつ病も適応障害も、薬を使った場合も使わなかった場合もだいたい同じような経過を辿ります。ぐっと落ちてから良くなるのですが、薬を使うと落ち込みの期間が短くなったり程度が小さくなったりします。うつ病よりも適応障害の方が落ち込みの期間が短く程度が小さいです。 落ち込んでか…
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※※※特定の薬を推奨するものではなく、症状に合わせて、最適な薬は異なります。主治医とよくご相談ください※※※ 今回は「抗うつ薬」の全体像を見渡して見ます。患者さんだけでなく、福祉関係の方にも見ていただきたいと思います。 抗うつ薬は大きく6つに分かれます。 SSRI 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 SSRIは抗うつ薬の…
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発達障害や不安障害の患者さんに「これだけ落ち込んでいるということは、私はうつ病なんでしょうか?」と聞かれることがよくあります。これは言葉で説明するのが大変難しいのですが、主治医の言うことを聞き入れ、「病名探し」をやめて本当にあなたが悩んでいることにきちんと向き合うことが大事ではないかと思います。 まず前提として、「うつ…
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「2枚のピザ理論」というのは、2枚のピザを分け合える人数(5〜8人)でチームを作りなさい、それ以上になるとトラブルが生じやすいよというAmazonのCEOジェフ・ベゾスさんの言葉です。ここで言っているのは、だからルールがマニュアルが大事ということではありません。人間の認知や共感能力には限界がありますし、臨床的な実感もあ…
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今日は「うつ病の症状」について解説します。 それとともに、精神科医がどこで「うつ病」と判断しているのかをお話ししようと思います。 うつ病の症状 1.抑うつ気分 簡単に言うと落ち込んでいるかどうかということ 2.興味、喜びがない 感情が動かない 3.体重減少(5%/1ヶ月) 食べられなくて体重減少がある。逆に過食の場合も…
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今日は、リストカット・自傷行為について考えてみようと思います。 リストカットは衝動的なストレス反応と言われます。イライラして買い物をしてしまう、甘い物を食べてしまうといったことと似ています。アピール行為でしょ?と言われがちですが、そういうことはなくむしろ隠そうとします。 自傷行為に走りやすいのは、自分が抱えている問題を…
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今日は組織について「どのような仕事を選べば良いか」という視点でお話しします。 ある患者さんと次にどのような仕事をすれば良いのかという話をしているときに、「THE TEAM 5つの法則(麻野耕司 著/幻冬舎 2019)」という本のアイデアを借りました。 仕事を選ぶ際に職務内容や給料も大事ですが、自分に合っている職場かどう…
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今日は、初めて精神科に来る方や仕事がキツすぎて休みたいと思っている方に、精神科の受診や休職の基準についてお話しします。 目安として8つ挙げました。 自分の気持ち 1.自分の気持ち 一番大事なのは自分の気持ちです。患者さんが休みたいと思っていた場合、医者が「もっと頑張りなさい」と言うことはまずありません。患者さんの気持ち…
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