発達障害って聞いたことがありますか? はじめての方向け。これをみればだいたい理解できます
今日は発達障害についてざっくりとした解説をしてみようと思います。 発達障害とは 発達障害とは「知能水準に問題はないが、凹凸がある」と僕は定義しています。できることとできないことの差が激しく、日常生活に支障がある状態です。知能水準に問題がないというのがミソで、知能水準が全体的に低い知的障害(精神遅滞)とは違います。 ・学…
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東西線「早稲田駅」徒歩1分。夜間・土曜も診療。心療内科・精神科。自立支援対応
今日は発達障害についてざっくりとした解説をしてみようと思います。 発達障害とは 発達障害とは「知能水準に問題はないが、凹凸がある」と僕は定義しています。できることとできないことの差が激しく、日常生活に支障がある状態です。知能水準に問題がないというのがミソで、知能水準が全体的に低い知的障害(精神遅滞)とは違います。 ・学…
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今日は就労移行支援について解説してみようと思います。 就労移行支援とは民間企業による非営利活動です。誰もが知っている大手企業が経営しているところもあります。施設によって、職場のトレーニング、エクセルの使い方、コミュニケーションスキル、プログラミングなど多種多様なプログラムが提供されており面白いです。利用対象者は精神が原…
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今日は「ヒステリー」について語ってみようと思います。 ヒステリーという女性がワーッと金切り声を上げるようなイメージがあるかもしれませんが、これは誤解です。正確にいうと、脳や身体の異常がないけれど心身の機能を損なっている状態をヒステリーと言います。今は女性の金切り声のイメージの方が強くなってしまったので、ヒステリーという…
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前編はこちら 「嫌われる勇気」の中では青年の悩みをベースに話が進んでいきますが、精神科ではその次元ではないところで治療をしています。精神科に来る患者さんは、普通の人の悩みやこじらせにもう一回転加えられているのです。 自他の区別をつける そういう時には「自他の区別をつける」ことが非常に大事だと思います。自他の区別がつかな…
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今日は「嫌われる勇気」(岸見一郎、古賀史健 著)の第3夜を取り上げて感想を述べてみようと思います。 この本は診察室でよく話題になりますし、「他者の課題に踏み込まない」という部分が心に響いたと言う患者さんも多いです。 著者紹介 著者の岸見一郎先生は1956年生まれ、京都大学出身です。プラトン哲学や古代ギリシャ哲学を専門と…
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今日は「眠りが大事」ということについて語ってみようと思います。 うつが良くなってきたころは寝る時間が伸びます。日中も眠くてなんだかボーッとしてしまい、別の病気になったのではないか、悪化したのではないかと不安に思われる方が多いようです。それは自然の流れで、しかもとても大事なことです。眠たいときは寝て大丈夫、それが治療にな…
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今日はHSP、「繊細さんの本」について語ってみようと思います。診察室でも話題に上ることあるので、武田友紀さんの本を3冊読んでみました。読んでみて売れるのがわかるなと思いました。 本によると、「繊細さん(HSP)」という概念はアメリカのエレイン・アーロン博士が提唱したそうです。 著者の武田さんについて 武田さんは1983…
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精神科の病名はややこしいので、診察室で「この病名は何ですか?」と聞かれたときにどう答えているかお話しようと思います。あくまで、診察室で患者さんにわかりやすいようにアレンジして伝えているものとして見てください。 うつ状態 初めてクリニックに来る人は、うつ状態で来られる人や自律神経系の乱れが主訴の人が多いです。 「うつ状態…
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今日は「構造主義」という考え方について皆さんと共有したいと思います。構造主義とは、簡単に言うと「社会や文化の枠組みの中で心は活動する」という考え方です。人間は自由に、自発的に物を考えているように見えて、周りの影響を受けながらなんとなく考えているのだということです。 これは臨床的に大事で、なんとなく言われれば「ああ、そう…
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双極性障害(躁うつ病)の薬物治療について解説してみようと思います。双極性障害人口の1〜2%、10代〜20代のうちに発症すると言われています。見つかるのは中高年になってからのことも多いです。 双極性障害は躁状態の時とうつ状態の時、再発予防の時で薬を変える必要があり薬物治療が難しいものです。また、躁が良くなったと思ったらう…
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